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  • 2015/06/20

大学生がブラックサンダーを救った!?年間1億5千個売れるヒット商品になった理由

はじめに

大学生でもある皆さんは「ブラックサンダー」と聞くと何を思いますか?「おいしい」「義理チョコ」「安い」「昨日まとめ買いした」などなどいろいろ思うところが多い商品だと思います。でもこの「ブラックサンダー」を大きくしたのは私たち大学生の存在が大きかったのはご存知でしょうか?

大学生の存在無くしてはこのブラックサンダーは生まれてなかったかもしれません。そして、このブラックサンダーの成功の裏には多大なる苦労と大学生にも見習うべきことがあると感じました。ここではそんな深い秘話を持つ「ブラックサンダー」の人気の歴史とその秘密に迫って行きたいと思います! 


(photo by flickr yosshi)

1. 山あり谷あり!のブラックサンダー史

1-1. ブラックサンダーってこんなもの

ブラックサンダーとは、1994年に有楽製菓株式会社により販売された準チョコレート菓子であり、今ではどこのコンビ二でも置いてあるほどに有名になっています。有楽製菓ではこのように紹介されています。

ココアクッキー&ハードビスケットのザクザク食感と口どけの良いチョコレートのバランスが絶妙♪おいしさイナズマ級の衝撃をご賞味あれ★
(参照:有楽製菓株式会社公式HP 

一度食べたことがある人ならわかると思いますが、あのココアクッキーの味わいはとても印象深い味わいですよね!そんな他のチョコ菓子よりも"ヘビー級"なブラックサンダーですが、もともとは「チョコナッツスリー」という"ライト級"なチョコ菓子の売り上げが衰退してきたのに対して作られたものなのです!

でも、この「ブラックサンダー」実は最初から成功してきたわけではないんです。そこには普通では考えられない時間を要し、とてつもない苦労がありました。

1-2. 10年間の辛酸

ブラックサンダーが売り始められたのは1994年だったのです。しかし、当初はブラックサンダーを作る有楽製菓にはTVのCMを大々的に打ち出すほどの財政的な余裕はなく、社員たちが全国に営業に行って売り込んでいたそうです。しかし、今までのチョコナッツスリーが20円であったのに対し、ブラックサンダーは30円と値段も高く、あまり受け入れられなかったそうです。

そして販売された翌年の1995年には、ブラックサンダーはまさかの生産終了となってしまします。今では年間1億5千個も売れているブラックサンダーでは考えられない事態ですよね。でもここで終わってしまっては今のブラックサンダーはありません。ここから怒涛の’’ブラックサンダー革命’’が始まります。

1-3. 奇跡が重なった!大学生協の白石さん、体操の内村選手の宣伝

1995年に販売終了となってしまったブラックサンダーですが、1994年からの1年間で実は九州地方ではとても人気が出ていたそうなんです。そして1995年に販売終了してからお客様の声もあり、九州の営業マンが本社に談判し、その熱心な談判によりブラックサンダーは再生産されることになりました!


(photo by flickr Yuya Tamai

その再販売後も九州地方では前述の営業マンの活躍もあり売り上げていたそうですが、その他の地方では売り上げはイマイチで、売り上げはとうてい現在のそれには及びませんでした。しかし、そこに新たな風が吹きます。それが大学生協での販売だったのです。

2006年頃に大学生協会のカリスマとも呼べる東京農工大学の生協職員・白石昌則氏によってこのブラックサンダーが取り上げられたのです。そこから今までとは一転して売り上げは伸び始めました。大学生協を中心に売り上げを伸ばしていき、その販売実績に目を付けたコンビニエンスチェーンからのオファーもあり、そのおかげでコンビニでの売り上げも伸びました。結果、2007年には年間売り上げが3000万個を突破しました。

大学生協での売上成功がコンビニ販売へのきっかけに!

そしてそんなブラックサンダー旋風に追い風をかけることになったのは2008年に行われた北京オリンピックで体操個人銀メダルに輝いた内村航平選手の好物がブラックサンダーであることがマスコミに大々的に報道されたことです。このことがプロモーションとなり、2009年には約1億個を売り上げることに成功し、今のブラックサンダーになったのです!

オリンピック選手の好物としてマスコミに取り上げられ、人気に拍車がかかった!

(参照:J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト)

2. 更なる人気拡大へ!

2-1. チロルチョコとブラックサンダー

度重なる幸運により売り上げを伸ばしてきたブラックサンダーですが、絶対的なライバルがいます。それは「チロルチョコ」です!でもその売り出す戦略は全く違うんです!

価格に関してはブラックサンダーは30円になのに対してチロルチョコは10円とチロルチョコの方が安くなっています。また、大きさに関してはブラックサンダーの方が圧倒的に大きくなっています。ここに関してはブラックサンダーの方がお得感は高いですよね!

そして、ここが最も異なる点なのですが、チロルチョコの戦略は「アイテム改廃のスピードアップ」「新商品への積極的なチャレンジ」というところを主軸にしています。なので商品の入れ替わりも激しく、どんどん新しい商品が店頭に置かれるのでそこに目を引かれる人も多いと思います!


(photo by flickr kimubert

しかし、ブラックサンダーの戦略に関してはそんなチロルチョコの戦略とは全く違っています。ブラックサンダーは「昔からずっと変わらない味」で売っています。ブラックサンダーはなんと、1994年に売り始めた当初から全く味に変化を加えていません!

ブラックサンダーファミリーと呼ばれる"ビッグサンダー"や"白いブラックサンダー"というような商品は売り出されていますが、もともとあるブラックサンダーは昔から変わらない味で今も売り続けています。つまり、昔から成功するポテンシャルは持っていたため、売り方一つで販売数は大きく変わっていく、というのを顕著に表していますね!
(参照:ITmediaビジネスONLiNE

2-2. "一目で義理だとわかるチョコ"でバレンタインを制す

ブラックサンダーといえば「一目で義理だとわかるチョコ」というキャッチフレーズは一度は聞いたことがある人が多いかもしれません。そんなブラックサンダーですが、実は昨年2014年のバレンタインには有楽製菓が期間限定で「義理チョコショップ」なるものを東京駅地下にオープンするほどに"義理チョコであること"に力を入れているのです!

このすがすがしいネーミングに、もらう男性の不快感も少ないのではないでしょうか?また、「ブラックサンダーショップ」ではなく「義理チョコショップ」としたのも実はミソで、このようなネーミングにすることによりメディアでも大きく取り上げられ、あるブラックサンダーでは、バレンタイン仕様にしてあったこともあり、当初の二倍にも及ぶほど売り上げることができたそうです!

季節のイベントを利用してメディアの注目を集め、売上げアップに成功!

2-3. 台湾でも一躍大ヒット商品に

日本への旅行者が250万人を大きく超える台湾においてもこのブラックサンダーは売れています!2011年に台湾のコンビニで販売され始めた同商品ですが、2014年に入って人気に火が付き、年間で1000万個以上も売り上げることに成功しています!また一日に25万個も売り上げることもあり、その人気の高さも伺えます。

そして、日本でも人気になっている「ブラックサンダーアイス」という商品、つい先日自分も購入して食べたのですが、今や台湾でも人気になっているそうです!これに関してはブラックサンダーのチョコが爆発的に売れているときに販売したため、台湾の店舗では売り切れる店舗が続出してしまったようです。

日本国内にとどまらず、海外にも人気を誇る商品に!

まとめ

全国のコンビニエンスストアや生協などで置かれている「ブラックサンダー」ですが、その成功の裏には10数年の空白があり、そしてその後の大成功にはとてつもない苦労があり、そして今の「ブラックサンダー」があります!この構図というのは自分たち大学生にも見習うべきところはあると思います。それは「粘り強さ」にあるのだと思います。

大学生になり、いろいろな苦労がある、もしくはあったと思います。でもその苦労を乗り越えるために不可欠なのは「粘り強さ」ではないでしょうか?今、大学三年である自分も様々な苦労がありました。例えば、アルバイトで塾講師を始めた時も生徒と上手くコミュニケーションを取れず途方に暮れたこともありました。でも、そんな困難を結局乗り越え、今も大学に入って2年もの間、塾講師を続けることができているのは粘り強さが少しはあったからだと思います。諦めずに何度も異なる話題を出し続け、しつこいと思われたかもしれないですが、コミュニケーションを取ろうと働きかけたことは今も継続できている大きな要因になっていると思います。



(photo by photoAC

今回、ブラックサンダーについて調べていて、その成功にはたくさんの苦労があったものの、熱い営業マンの直談判やその後のプロモーションなど10年間の辛酸の末の「粘り強さ」により乗り越えられた、と自分は感じました。そして、我々大学生もこんな「粘り強さ」があれば将来社会人になった時にも困難を乗り越えられるかもしれません。

あまり知られていない苦労した歴史を持つブラックサンダーですが、食べるときにこれまでに紹介した困難を乗り越えて今のブラックサンダーがあることを忘れないで食べていただけると幸いです。ありがとうございました!

(タイトル画像 by flickr Bodo)

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Kumail

著者:Kumail

都立高校を卒業後、一浪の果てに都内私立薬学部に在籍しています。2015年3月からt-newsWebライターとして活動させてもらっています。
本名は久米で1文字で表すと粂です。カンボジアにクメール人(Khmer people)という民族がいるのをご存知ですか?僕は最近知りました。大学では筋トレと授業と実験とバスケに励んでいます。「熱い」ライターになりたいです!よろしくお願いします!!

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