簡単さだけが基準なのか?
大学に入ると、新しいことを学ぶ機会が多いと思いますが、第二外国語はその最たるもの。割と骨のある授業なうえに、1年ないし2年間学ぶことが課される学部も多く、なんとなく決めると痛い目にあいます(既に痛い目にあっている人もいるかもしれません)。そうすると、なるべく簡単な言語を選ぼうという意思が働いていもおかしくはないと思いますが、みなさんは実際、どんな理由で第二外国語を選択しているのでしょうか。
各言語に関する記事は下のリンクからどうぞ!
【第二外国語】ドイツ語で良かった!イマイチだった……。3つの理由
【第二外国語】フランス語で良かった!イマイチだった……。3つの理由
【第二外国語】スペイン語で良かった!イマイチだった……。3つの理由
【第二外国語】中国語で良かった!イマイチだった……。3つの理由
その語学に興味があった
フランスにとても興味があったので、勉強は大変でも語学とともに文化や歴史など、フランスに関することを自分から学んでいくことでさらに楽しくなった。
(東京家政大学 人文学部 1年生 / 女性)
高校在学中より中国語に興味があり、大学で習いたいと思っていました。全くの初心者だったのではじめは大変でしたが、ふと中国語の看板や映画を見たときに少しでも理解できるようになったのはとてもよかったと思います。
(慶應義塾大学 法学部 1年生 / 女性)
最も多い答えは、簡単だから、ではなく、語学自体に興味があったから、というものでした。履修登録やおすすめの授業の取り方に関するアンケートなどを見ても、ある程度は自分の関心事に素直でいたほうが、結果的によい成績をとることにもつながる、という声が多数あります。特に、語学はそれぞれの個性がはっきりしているので、このt-newsの語学の記事などを使って、語学選択の前の下調べをしておくとよいかもしれません。
先輩・親に勧められた
中国語は文法が単純で分かりやすく、非常に勉強しやすいです。また、就職した先輩方の話を聞いていると中国語は社会に出てからもかなり必要とされる言語のようなので、その点でも選択してよかったと思いました。
(東京大学 教養学部文科二類 2年生 / 女性)
先輩からなにかしらのアドバイスをもらった上で決めた、という人も多いです。せっかくやる気満々で履修しても、「話すよりも覚えることが中心で想像と違った」などということになってはもったいないですよね。助けてくれる人には、積極的に頼りましょう。
将来の仕事に役立ちそう
スペイン語は現在、中南米にかけて広く話されている言語であり、これからも話者は増加することが予想されています。将来的にグローバルな活動を目指す人にとって、有用な言語だと思います。
(東京大学 教養学部理科一類 1年生 / 男性)
ただの趣味ではなく、将来にどれほど役立つのか、という判断基準で第二外国語を選ぶ人もまた、相当数いました。せっかく学ぶなら、将来の仕事に活かしたい、という積極性の高さが伺えます。そうすると、第二外国語選択は、実は将来の仕事について考えるという面もあるのかもしれません。
簡単そうだった
スペイン語は、発音が簡単で、また文法も簡単なので暗記だけでよくキャッチアップが容易だった。市販の問題集がそれなりにあるのも大きかった。
(東京大学 教養学部文科二類 2年生 / 男性)
ある外国語を学んで、教養を深めよう、将来の仕事に役立てようとは、特に考えていない人などは、いかに学習がやりやすいかを判断基準に持ってくることが多いようです。成績重視の場合は、こういう視点も必要かもしれませんね。また、最初は簡単だからという理由で履修したけれど、次第に興味がわき、短期留学にまで行った、という人も、何人かいました。
決め打ちは危ない
何が何でも、これをやりたい!という堅い意志は、実は視野の狭さにつながってしまうことがあります。そうならないよう、とても興味がある語学に関してでも、履修した先輩の意見を聞く、話者人口や実用性についてネットなどで調べてみる、といった準備は大切です。t-newsにもその参考となるよう、現役大学生の実際の声をまとめた記事を載せているので、ぜひ活用してください。
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東京大学の第二外国語に関する記事はこちらから!
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調査期間:2012/12/05~2012/12/14 調査方法:WEBアンケート 調査対象:現役大学生726人 進学分類:一般入試(82%)推薦・AO入試(12%)内部進学(4%)その他(2%) 性別内訳:男性(47%)女性(53%) 学年別内訳:1年生(42%)2年生(27%)3年生(12%)4年生(19%) 大学内訳:東京大学(30%)慶應義塾大学(15%)早稲田大学(13%)その他(42%) |
- 記事執筆:小松崎
- t-newsの学生スタッフとして、記事作成を担当しています。
- 某大学の法学部生です。
- 最近は、様々な分野の本を乱読しています。