はじめに
t-newsではt-news会員の方を対象に「アルバイトに関するアンケート」を実施し、延べ255名の方からご回答をいただきました。
本記事ではアンケートに寄せられたt-news会員の方のアルバイトに関する声を紹介します。
実際にアルバイトをしてからわかった!バイト探しで大切なポイント
今回は実際にアルバイトをしてみてから改めて感じたアルバイト探しの重要なポイントをt-news会員の方に聞きました。(複数回答可)
やはり、最も重要だというポイントは「時給」という声が多く寄せられました。上位5位はとても僅差で、それぞれのポイントがアルバイトを選択する上でとても重要なポイントであるようです。
ここからは、t-news会員の方から寄せられた実際にアルバイトをしてみてから気付いた声を紹介したいと思います。これからのアルバイト選びの参考にしてみて下さい。
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1位 時給
アルバイトを探す時はどんな方でも時給を気にするのではないでしょうか?やはり、実際にアルバイト経験のある大学生も時給を重視すべきだと多く感じるようです。しかし、その一方で時給だけを重視した結果思わぬ落とし穴があったという声が多く寄せられました。
1,時給が発生しない!時間外労働
私はある個人指導塾で塾講師をしていました。給料はコマ給で、時給換算して1000円ちょっとかなってところでした。しかし、授業30分前には必ず出勤し、1時間半の授業を2回終えたら、そのあと1時間半以上の残業が必ずあるのです。実質時給は600円台のときもあるほどでした。コマ給表示のバイトは時間外労働のほうが授業時間より長いこともあるかもしれないので気をつけてください。
(東京工業大学 工学部 第4類 学部2年生 /女性)
塾講師というと時給が高いイメージがありますよね。塾講師の求人などには「1コマ(120分):3500円」などと表記してあり、時給換算すると1750円ととても高い時給のように見えます。しかし、授業で生徒に教える以外の予習や片付けの時間にはお金が発生しないので実質的な時給に換算するとそれほどおいしくはならないようです。
2,時給が高くても稼げない!?
まずは何と言っても時給です。何かとお金が必要な大学生にとって、高時給ほど重要なことはありません。 しかし、高時給だからと言って、一度に長時間働くことが困難な職種もあります。その場合、たとえ低時給でもまとめて長時間働いた方が、手取り額が大きくなることはしばしばあります。 今の自分の状況をよく加味する必要があると思います。
(慶應義塾大学 理工学部 学部4年生 /男性)
いくら時給が高くてもシフトに入って働かなければ稼げません。アルバイトをしている人が多かったり、営業時間などが短いとあまりシフトにも入ることが出来なくなってしまいます。時給だけにとらわれることなく、時給と働くことの出来る時間などとを総合的に考えながらアルバイト先を選択する必要があるようです。
2位 シフトの融通性
第2位は「シフトの融通性」!大学生にとってアルバイトは本業ではないので、学業との両立など様々な面でシフトがとても重要になって来ます。しかし、「働く」ということである以上、思い通りにいかないこともあります。
1,アルバイトが学業に悪影響!
毎月勤務する曜日が決まっていて、出勤できない場合は他のバイトの人に代わってもらうように社員さんに言われました。そんなこと言っても、年上やベテランの方が多く頼みづらかったです。学校の試験が近い日も休みませんでした!
(駒澤大学 医療健康科学部 診療放射線技術科学科 学部1年生 /女性)
アルバイトのシフトは大きく2つに分けて、毎週同じ曜日同じ時間に出勤する固定制と2週間や1ヶ月前に希望のシフトを提出してその期間ごとに出勤日を決める形態があります。固定制の場合、大学の試験期間であったとしても出勤しなければいけないため勉強時間を確保することが出来ず学業に影響が出てしまうようです。固定制でなくても人手不足でシフトに入れられてしまうということもあるので、どれくらいシフトの融通性が利くのかを事前に確認しておくとよいのではないでしょうか。
2,アルバイトが生活の中心に!
私は自宅の近所にある個人経営のスーパーマーケットで3年半ほどアルバイトをしていました。シフトが固定だったので、学園祭やゼミの研修などと重なったときは、他のアルバイト・パートさんにお願いするのですが、代わっていただける方が少なく苦労しました。
(東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 修士2年生 /男性)
シフトの融通が利かないとアルバイトが大学生活の中心になってしまいます。アルバイトがあるが故に、サークルの活動に参加出来なかったり、友達との誘いを断らなければいけなくなってしまったという経験を持つ大学生は多いようです。自分のライフスタイルも考えながらうまくアルバイトをする必要があるようです。
3位 職種・仕事内容
自分の能力に合ったアルバイトや成長できるアルバイトを探す場合は、アルバイトの職種・仕事内容はとても大切ですよね。しかし、「あのバイト楽そう!」「コンビニってレジやっていればいいんでしょう?」などと安易な考えでアルバイトを始めると大変なことになってしまいますよ。
1,想像以上の仕事量
「試験監督」という言葉を聞いてまず想像するのは、教室を管理する監督だと思います。私も働く前はそう思っていました。しかし実際は、受験者の案内や保護者への対応、さらに、答案用紙のマーク漏れの確認、といった色んな作業を任されます。ひとつひとつは簡単な作業かもしれませんが、受験者に快適な環境を提供することが私たちの業務なので、緊張感を持ちつつ常に行動しなければならないと思います。
(埼玉大学 工学部 建設工学科 学部4年生 /女性)
アルバイトをしたことのある大学生は、「このアルバイトってこんな事までするの!?」と驚いた経験があるのではないでしょうか。お客さんなどのサービスを受ける側にいる時は気付かなかった多くのことも働く側の人は多くやっています。働く立場になって、今まで知らなかったお店や仕事の裏側を知れることは面白いですよね。しかし、その分今まで経験したことのないことまでしなければいけないので大変だと感じるかもしれません。
2,予想外の仕事内容
子供を相手にする短期のイベントスタッフの募集がアルバイト紹介のサイトで紹介されていたため、短期バイトを探しており楽しそうだなぁと興味をもった私は応募しました。ところが、いざ仕事を受けてみると、携帯ショップのキャンペーンの呼び込みやティッシュ配りばかりさせられ、シフトも融通がきかず、本当にガッカリしました。募集内容と実際の仕事内容が随分異なるということは良くあることなので、アルバイトの応募をするときは、注意すべきだと思います。
(東京大学 法学部 第1類(私法) 学部4年生 /女性)
「思っていた仕事内容と全く違った」という声が短期バイトの経験者から多く寄せられませ板。短期バイトの場合、長期バイトに比べて仕事内容が多岐に渡るとともに仕事内容があまり明確でない求人もあります。短期バイトを探す際には、案件名だけではなく仕事内容の詳細までしっかりと目を通してから応募をした方が良いようです。
4位 場所
大学の近く、自宅の近く、大学と自宅の間のいずれかでアルバイトをしている大学生が多いようです。それぞれの場所で働いている大学生の声を紹介します。
1,大学の近く
個人的には大学近くで働いていた方が良いか、と思います。確かに自宅周辺であれば時間の融通が利きやすいです。ただ、大学近くであれば同じ大学の学生が働いている事が多いので友達作りにもなります。また、大学近くだとその雇用者が大学の事をよく知っている可能性が高いのでシフトも融通が利きやすかったりします。マイナス面としましては、長期休みの時です。遠距離ですと、行くのが億劫になります笑。
(日本社会事業大学 社会福祉学部 学部3年生 /男性)
大学近くで働く事の利点として、友達が出来る、大学の事を理解してくれる人がいるという点があるようです。確かに、大学の事を理解してくれていれば試験前などもシフト融通が利きやすくて良いかもしれませんね。しかし、遠くから大学まで通っている人にとっては休日や長期休みのアルバイトはとても大変になってしまいます。
2,自宅の近く
バイトは自宅の近くで行うのがおすすめです。理由は、一番たくさんバイトに入れる時期である長期休みに通いやすく、学校がある期間も帰りに寄ればいいのでわざわざ行くという感覚がなくなるからです。通うのが面倒だと、バイトを始めたばかりの頃はよくても、長く続けていくにつれバイト先まで行くのが面倒になり、やがてバイト自体が面倒になってしまうこともあります。
(東京大学 教養学部 文科一類 学部2年生 /女性)
自宅近くでアルバイトをする利点としては、長期休みにわざわざ遠くまで通わなくて良い、アルバイトをして疲れた後にもすぐ帰れるという点などがあります。長期休みや週末などの休日にお金を稼ぐのか、平日にお金を稼ぐのかなど自分の働き方に合わせて場所を決めてみるとよいかもしれませんね。
5位 働いている世代・雰囲気
アルバイトに限らず人間関係はとても大切ですよね。アルバイト先の雰囲気が良ければアルバイトも楽しくなりますが、雰囲気が悪かったり人間関係がうまくいかないとそれだけでアルバイトも苦痛になってしまうというような声が寄せられました。
1,怒りっぽい店長
店長さんの雰囲気が悪く、すぐ怒る方でした。バイト先が絶対王政みたいになっていて、みんな怯えながらやっているようでバイトに行くのが苦痛になりました。ミスをしたり、覚えていなかったりすると必要以上に怒られました。
(横浜市立大学 国際総合科学部 国際総合科学科 学部1年生 /女性)
店長などのアルバイト先などの職場をまとめる人の性格や雰囲気はとても大事です。店長がいい加減だったり、怒りっぽいと様々な面で自分にも悪影響が及んできます。実際にお店に行ってみて店長の雰囲気やお店で働いている人の雰囲気を見てから応募した方が良いようです。
2,同じ世代・話せる人がいない
同年代や同じ学校の人が一人もいなくて、他のバイトの方々と話が弾まずにつまらなかったです。また、自分がミスをした時に親身になってくれる人もいなかった上、忙しい店内ではみんながピリピリしていて、嫌な顔しかされなかったのも辛かったです。
(埼玉大学 教育学部 学校教育教員養成課程 学部2年生 /女性)
アルバイト先でも気兼ねなく話す事ができたり、頼れる人がいるととても心強くなるとともに、アルバイトがさらに楽しくなりますよね。職種によって、大学生がばかりが働いているアルバイトもあれば、大学生がほとんどいないアルバイトもあります。自分がアルバイト先でどんな人と関わりたいのかを考えて、その目的にあったアルバイトを探してみてはいかがでしょうか。
<すぐ稼げる短期バイト紹介記事>
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■大学生が意外と知らない「試験監督バイトが最強に楽な理由」
■カフェのバイト面接に受かる人の共通点って?志望動機から服装マナーまで徹底解説!
まとめ
アルバイトを決めるのってとても迷いますよね。実際にやってみないとわからないことも多くあります。今回紹介した声は、実際にアルバイトを経験した方々の生の声ですので、現在アルバイトを探しているという方はぜひ参考にしてみて下さい。
【調査概要】
調査会社:株式会社 トモノカイ
調査方法:WEBアンケ―ト
調査対象:t-news会員
有効回答数:255人
調査日時:2015/03/09~2015/03/22
- 記事執筆:shun
東京の私立大学法学部に男子大学生です。いろんなことに挑戦して成長して行きたいです。
title photo by 泓勝 黃