• バイトあれこれ
  • 2015/06/26

インテリア好きな大学生必見!ニトリとイケアの違い知ってる?

はじめに

t-newsをご覧の大学生の皆さん、最後に家具を買ったのはいつですか?
一人暮らしを始めたり、インテリアにこだわりのある大学生は、家具屋さんへと足を運ぶ機会もあるかと思います。

しかし、実家暮らしや家具を買わない大学生だと、自分で家具を買ったことない人もいるかもしれませんね。そこで、質問ですがニトリとイケアの違い、分かりますか?
ニトリとイケア?知っている!どっちも家具屋でしょ!違いなんてあるの?
 
もしかして、それくらいの認識しかありませんか?しかし、ニトリとイケアは同じ家具屋でも、全く違うバックグランドと雰囲気を持っているブランドなんです。今回は、知っているようで知らないニトリとイケアの驚きの違いを紹介します。

イケアは世界でトップを誇る

イケアは「より快適な毎日を、より多くの方々に」というコンセプトの元に、スウェーデンで誕生した世界屈指の家具屋チェーン店です。
北欧ならではの高いデザイン性で、日本のみならず世界で大人気です。郊外に大きな店舗を構えているために、商品を買わないで家具を見に行くだけでも楽しめるテーマパーク的な要素を持ち合わせています。

今でこそ、世界で名高いチェーン店であるイケアですが、始まりはスウェーデンの小さな町の家具屋さんでした。まさにサクセスストーリーの如く、世界進出したイケアですが、どうして世界のトップまでに上り詰めることができたのでしょうか?
成長していく中で、イケアには首尾一貫した二つの営業理念がありました。

営業理念① 低価格にこだわる

イケアは家具としては前代未聞の低価格です。イケアは低価格だけでなく、品質も良く、デザイン性も高いのです。

前述した通り、イケアは小さな家具屋から世界屈指の家具屋に育ったブランドです。イケアでは今までにない低価格によって、一般市民が気軽に家具を購入する新たなライフスタイルの形を提供することができたのです。
イケアでは、未だにイケアの創業者であるカンプラートの0.1ユーロでも無駄にしない」という節約精神が生きており、少しでも安く品質の良い商品を顧客に届けています。例えば、イケアでは家具をパーツごとに包装し、購入した客が家で組み立てる方式をとっています。そのおかげで物流費を押さえています。また、パーツごとに郵送しているので、商品が破損する可能性が低く、保険料をおさえることもできます。

営業理念② 従業員を大切にする

イケアの営業理念は、顧客や取引先だけでなく、従業員を大切にすることです。

イケアは、徹底して価格をおさえる努力を行っています。しかし、従業員への給料を下げることはしません。なぜなら、イケアのもう一つの営業理念は従業員を大切にすることだからです。イケアが従業員への待遇をよくする理由は何故でしょうか?

そこには、イケアのコンセプトである「より快適な毎日を、より多くの方々に」へのこだわりだったためです。世界で急成長したイケアは現在、全世界で13万1000人の従業員を抱える巨大企業です。一般的に店舗が世界に散らばれば、本店でのコンセプトを一貫することは難しくなります。しかし、イケアは創業当初のコンセプトを重要視したため、イケアのコンセプトに共感する者を雇用するように務めているのです。イケアでは代用のきかない人材を雇用するために、イケアはコスト削減をしても従業員へのしわ寄せをしないのです。

イケアはスウェーデン発の家具チェーン店。
低価格で高品質のデザイン性の高い家具によって、家具業界に革命を起こした。

ニトリは日本で急激に伸びている

イケアはスウェーデン発の家具屋ブランドでしたが、ニトリは日本最大級の家具チェーン店です。イケアとニトリの大きな違いは、やはりその規模です。イケアはすでに世界進出で成功をおさめていますが、残念ながらニトリの勢いは国内にとどまっています。ニトリはイケアに倣い、これから世界に進出しようと挑んでいます。

規模では大きな差がみられるニトリとイケアですが、やはり共通点もあります。
その共通点とは、どちらもホームファニシングストアであるということです。ホームファニシングストアは、家具を中心に日常生活で必要な商品を取りそろえ、毎日の生活をコーディネートすることを意味します。イケアかニトリのCMで「トータルコーディネート」という言葉を耳にした記憶ありませんか?つまり、家具から日常生活をコーディネートしていく、という意味が含まれていたんですね。イケアとニトリの両方の店で、ショールームが見られるのも、消費者がトータルコーディネートを意識しやすいようにするためだったのですね。

では、ここからはニトリの特徴に焦点を当てていきます。

 ニトリの特徴①日本人の生活に徹底的に寄り添う

イケアは世界屈指のチェーン店ですが、日本での水準に合わせられる高品質を保っています。しかし、それでもニトリの方が日本のインテリアに合う商品が多いのです。部屋に和テイストの商品が欲しい場合はイケアよりニトリに行くことをおすすめします。モノトーンやビビットといったはっきりした色合いが多いイケアとは対照的に、ニトリには淡いトーンの商品をそろえているのも特徴です。

ニトリの特徴②ニトリもイケアと同様に○○にこだわる

イケアと同様に、ニトリも雇用の重大性を認識している企業です。
その認識の表れともいえるのが、ニトリの就活セミナーです。ニトリの就活セミナーは学生からの評判がよくて有名です。なぜなら、ニトリでの就活セミナーはニトリの仕事内容を超えて、働くことの本質を学生に教えてくれるためです。就活セミナーで働くことの本質を問うことに関して、ニトリでは次のように説明しています。 

客観的な目でニトリを解説し、課題も伝えて、学生に「等身大のニトリ」を理解してもらう。そして、企業の未来を語り、共感する人材を見極めていく。そうすることで、ニトリは、欲しい人材と違う学生を採ってしまうというリスクを低くできる。人材のミスマッチを防ぐわけだ。
(出典 
就活で家具を売るニトリ 学生が選ぶ「好感度企業」の採用戦略 )

このような意識の元で動いているために、ニトリは「就職したい企業ランキング」で、「セミナー・説明会での説明が詳細でわかりやすかった」企業のトップに輝き、総合ランキングでも22位を保持しています。

今、ニトリがバイトしてみたい企業4位の理由とは?

就活で好印象なニトリは、アルバイト先としての人気も高い企業になっています。
家具やインテリアが好きな人にとっては、広い店内で季節ごとに入れ替わる家具の数々に囲まれてアルバイトをするのは、刺激的になると思います。ニトリは季節の変り目で短期アルバイトを募集する場合もあるので、短期でアルバイトをしてみたい人にも人気になっています。

では、実際にニトリでのアルバイトの仕事内容とは何か紹介したいと思います。

ニトリバイト①お客の暮らしをコーディネートできる売り場スタッフ

ニトリの売り場スタッフは、大学で建築学を学んでいる学生におすすめのアルバイトです。なぜなら、実際の商品のトレンドを体感することによって、大学での普遍的な基礎とは異なる、消費者目線という違う視点から学べるためです。ニトリHPに掲載されている「働く人の声というインタビュー」では、大学で建築学を学ぶ大学生が次のように述べています。

 接客業と呼ばれるものは、たくさん存在しますが、ニトリでアルバイトをするって、やっぱり特別です。その方のライフスタイルや、お好み、ご要望に沿った商品を一緒に選んで差し上げることや、お好みのコーディネートを提案できたときにやりがいを感じます。
(出典:ニトリ働く人の声 売り場スタッフ大学生 

また、家具をディスプレイする仕事もあるので、カラーコーディネーターやインテリアコーディネーターの勉強をしている大学におすすめです。

 ニトリバイト②現代の商品の流れを体感できる物流センタースタッフ

ニトリの物流センタースタッフは、商品を仕分ける業務です。国内最大の家具屋のために、仕事量は多く時間との勝負になります。物流センタースタッフは、時間以内に終わらせるために業務員と協力しあうチームワーク能力、タイムコントロール能力が身に付くと言われています。また、物流センターでの商品仕分けスタッフのアルバイトをしている大学生は次のように、物流を通しての自身の成長を実感しています。

 知れば知るほど「流通業界」って面白いなと思います。人が生きていく以上、物は存在する。物を作り、いかに早く、且つ正確に使う人の手へ届けるか。そこには多くの人が関わり、驚くほど多彩なオペレーションにより成り立っているんですよね。
(出典:ニトリ働く人の声 物流スタッフ大学生

将来、家具やインテリア関係の仕事に興味がある学生の方は、ニトリでアルバイトに挑戦してみてはいかがでしょうか?

ニトリは日本初の家具チェーン店。
日本で急成長をしており、これから世界での進出を目指している。 

まとめ

いかがでしたでしょうか?ニトリとイケアは同じ家具屋ですが、発祥の国も規模を違います。インターネットが発達して情報が多い時代だと、ついつい自分の興味分野の範囲の情報ばかりを収集してしまいがちです。しかし、今回のように普段目を向けない、何気ない出来事や事柄を掘り下げてみると、新しい発見がみえてくるかもしれませんね。

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高橋衣紗奈

著者:高橋衣紗奈

現在、都内大学在学中。2014月11月からt-newsWebライターとして活動しています。
『本の楽しさを、もっと手軽に』をコンセプトに、BOOKPOP(http://bookpop.net/)というメディアを立ち上げ、運営しています。また、男性向けメディア(http://b-o-y.me/)も携わっています。
t-newsWebでは、『大学生の働き』に関する意外な事実や発見を届けて、ユーザーの皆様に楽しんで頂ける記事を発信していきたいです。学生スタッフの方々のサポートが手厚くて、本当に感謝してます。よろしくお願い致します!