はじめに
皆さんは夜勤バイトについてどのようなイメージがあるでしょうか?「夜中に働くなんてキツそう...」という印象が強く、夜勤バイトを敬遠している人もいるかもしれません。しかし夜勤バイトは、賢く選べば効率よく稼ぐことが出来るのです!今回は私が体験した夜勤バイトの内容と、夜勤バイトを上手く利用して「この夏終盤でドッと稼ぐ、おすすめの方法」を提案したいと思います。
私の経験した!夜勤バイトあれこれ
夜勤バイトに必要なあれこれ
私が経験した夜勤バイトは都内にも駅ナカやデパート等に、数多く出店するパン屋の工場でサンドイッチを作る仕事でした。パンは店舗で製造するものが多いようですが、サンドウィッチは工場でまとめて製造し店頭に並べることがほとんどなのだそうです。
- 今回の工場バイトの条件・待遇
- ■時給:1500円(交通費支給なし)
- ■勤務地:埼玉県の製パン工場
- ■勤務時間:20時〜翌朝5時まで(途中1時間休憩)
■勤務期間:短期2週間
■服装:防塵作業服(貸し出し)
夜勤バイトで苦労した点は意外にも”通勤時間”でした。時給1500円で実働8時間という深夜バイトならではの高時給ということで長い通勤時間は我慢をしていました。それでは「なぜ通勤時間が長くなってしまうのか」を工場の立地事情と合わせて簡単に説明したいと思います。工場というのは多量の水を必要とするため、海や川の近くに建っていることがほとんどです。
また大規模な施設を持つため広い土地が必要であることから、その多くは交通のアクセスが良いとは言えない場所にあるのです。そのため最寄りの駅から徒歩20~30分程歩く、ということは稀ではありません。このような理由から、出勤時間の2時間以上前には自宅を出発する必要がありました。20時からバイトが始まる場合は18時には家を出ます。それで翌朝の5時まで働くのですから、通勤時間は痛手ではありますね。
工場バイトの1日
ここで工場バイトの1日のながれを見てみましょう。
17:30 自宅を出発
この時間帯は帰宅ラッシュにぶつかるので電車はすこし混んでいますが、仮眠をとるため1本見送って座って通勤していました。
19:00 最寄り駅に到着
ここからずっと立ち仕事になるので、できるだけ体力は消耗しないように電車は座るようにしていました。最寄り駅から工場までは、徒歩で30分ほどかかります。
19:30 工場の事務所に到着
事務所につくと、更衣室に向かい着替えをします。防塵服は普通の服と異なり着衣に時間を要するので時間に余裕をもって現場入りします。 念入りにコロコロを使って埃や髪の毛を取り除き、手を消毒します。息も出来なくなるような強い風を当てて埃を吹き飛ばす装置の中をくぐって、工場へと潜入します!
20:00 作業開始
朝礼(夜ですが…)を終えると、作業を開始します。短期のバイトということで、 はじめはすぐに作業を覚えられるラベリングという作業を行っていきました。具体的に言うと、サンドイッチの箱の後ろに賞味期限や原材料名の書かれたラベルを貼り付けていく作業ですね。
24:00 休憩
業務も半分というところでもうクタクタですが、ここで1時間の休憩を挟みます。 仮眠できるのかなと思いきや、長年工場で勤務しているおじいさんの話し相手になることに…。工場に学生が勤めにくるのは珍しかったようで、私が工場に入ったことを喜んでくれているようでした。「私が学生のときはいい時代だった...」と学生運動時代やバブル期の話に耳を傾けていました。
1:00 作業再開
おじいさんの話を聞き、ブラックコーヒーを注入したところであっという間に作業再開の時刻になりました。後半の作業は、検品とフタ閉めの作業を並行して行うことに。形の悪いサンドイッチを交換したり、単純にフタを閉める作業です。しかしベルトコンベアーの速度が思っていた以上に速いので一瞬躊躇すると、どんどんとサンドイッチが溜まって行き焦ります。
3:00 あともう少し!
勤務終了まであと2時間というところですが、眠気は意外とありません!しかし年末等は帰省ラッシュで駅売店等から発注数が多くなるので、大量のサンドイッチを生産しなければなりません。フタを閉めるだけですが、4000回も5000回も同じ作業をしていると手首や手先がジリジリと痛くなってきます。
5:00 勤務終了!
サンドウィッチに使ったキャベツの芯やパン耳等の大量の廃棄物を、外へ捨てに行くのは短期アルバイトの仕事でした。冬の早朝は極寒ですが、それさえも気持ちいいと思えました。深夜テンションというものでしょうか?
7:00 帰宅
24H営業のうどん屋さんで朝ご飯を食べてあたたまり、始発の次の電車に乗り自宅へ帰ります。帰宅からおやすみなさいまでの時間は体感にして5秒ほどです。
深夜バイトのあれこれ
一言で深夜バイトといっても、その種類は多岐に渡ります。定番のコンビニやカラオケ店員、今回取り上げた工場バイトや警備員、事務所移転、清掃等が代表的なものでしょうか。ここで私がみなさんに注目してほしいのが同じ深夜バイトでも、長期・短期のどちらであるかというです。私は圧倒的に短期をオススメします!その理由は後ほどご説明します。次にみなさんが深夜バイトに抱くイメージをあげてみましょう。
メリット 時給が良い。(法律では、日中の給与の1.25倍以上を支払わなくてはいけないことが定められている)
デメリット 昼夜逆転生活になってしまう(学業に支障をきたすなど...)
深夜バイトをするなら、短期がおすすめである理由にはこのデメリットが影響しています。というのも、やはり学期中に深夜バイトをすれば、授業を寝過ごしてしまう不安は拭えませんよね。しかし長期休暇中ならその心配は全くありません!さらに夏休みというのは暑さは和らがないくせに懐は寒くなる一方です。
しかし派遣会社を仲介して短期バイトに申し込めば、日払いや週払いが適用されるケースも多々あります(各派遣会社の規定をご確認ください)。稼ぎたいときに稼いで、使いたいときにお金が手元に舞い込んでくるなんて、夢のようではありませんか?メリットとデメリット考えながら計画的に遊び、効率的に稼いでいきたいですね。
おわりに

茨城県出身の某国立理系大学に通う3年生です。空いた時間の大半は音楽サークルの活動をしています。紅茶集めやカフェ巡りが趣味です。インパクトのある記事を日々みなさんのもとへお届けすることをモットーに、2015年2月からt-newsWebライターをやっています。みなさんの楽しい大学生活をサポートできれば嬉しいです!