はじめに
進振りを見事に突破したみなさん、おめでとうございます!後期課程は多くの学生が本郷キャンパスに通うことになります。歴史のあるキャンパスで充実した学生生活を・・・と考えている方も大勢いるでしょう。しかし、ここで一つ大きな問題が出てきます。「サークル活動、どうするの?」ということです!サークルの活動拠点は基本的に駒場キャンパスにあり、本郷からは40分はかかります。その上就活や院試といったタスクが待っており、今までのように行きたい時に行って活躍する、というのは難しくなります。せっかく今までサークルをがんばってきたのに、なんとなく終わってしまうのは寂しいですよね。今回は、サークル活動を続けている本郷生の声を紹介し、どんな風にサークルと付き合っていけばいいのか考えてみます。
本郷生のサークル活動
1. 「脱駒場」サークルに入る
法学部は人との交流が少ない砂漠といわれていますが、法律相談所というサークルに入り、法学部の友人が増えました!法律の勉強にもなりますし情報交換もできておすすめです。
(文科二類 ⇒ 法学部 法律コース3年 / 女性)
学生団体もあります!そうした団体に入れば友達もいっぱいできます!勉強ばかりではなく、学生団体での活動も考えてみてください!
(文科二類 ⇒ 法学部 法律コース3年 / 男性)
サークルといっても、毎回駒場に集まるものだけではありません。例えば法学部の法律相談所のように、本郷の学部が開いているサークルもあります。(他の学部の人でも入れるそうです)さらに、特に学生団体などの場合は、企業や海外の大学などを訪問するなど外部での活動が多く、団体によっては本郷生の割合が駒場生より高いこともあります。このような「脱駒場」サークルに入ることには、2つの意味があります。まず、本郷での交友関係が作りやすいこと。サークルが友達作りの場になることは、駒場の頃と変わりません。そしてもう一つは、自分のキャリアビルドに役立つことです。就活や院試に直面する本郷生は、自分の将来について真剣に考えています。そのため、本郷でのサークルの活動は、単なる遊びではなく、自分を磨きPRする格好の材料となるものが多いです。けっこう時間を取られてしまいますが、やってみる価値は大いにあるでしょう!
2. 自分のことを忘れさせない
サークルによっては3,4年ほとんど出番がなく、行かなくなってしまうこともあるかと思います。その場合に、サークル以外に打ち込めることがあれば良いのですが、なんとなく授業に出てなんとなくバイトをしてのんびり過ごすくらいなら、関われる限りサークルに関わることをおすすめします。継続して関わることは就職活動の際のアピールにも使えます。
(文科三類 ⇒ 教育学部 総合教育科学科(基礎教育学コース)4年 / 女性)
基本的に駒場での活動なので、行きづらくなった。また同期や先輩もあまりこなくなってしまってさみしい。久しぶりに駒場に行くと、まるで駒場が別の世界のように若く感じてしまうので駒場にいるうちにたくさんいっておくといいかもしれない。
(文科二類 ⇒ 経済学部 経済学科3年 / 女性)
では、今まで入っていた駒場サークルはどうすればよいのでしょうか?一番良い方法は一つ。「できる限り行くこと」です。行く頻度が減ってしまうのは仕方ありません。ですが、必ず定期的に顔を出すようにしましょう。人間とは薄情なもので、あまりにもサークルに行かない期間が長すぎると、その人を覚えている人がどんどん減ってしまうものです。あなたがそのサークルで頑張ってきた、という事実そのものが消えてしまう可能性もあるのです。サークルへ行くことは、自分がここのメンバーなんだ!と証明することでもあります。また、駒場にいる間に積極的に参加しておくのもいいでしょう。サークル内での存在感が増せば、多少長い間行けなくなったとしても、忘れられることは少なくなるはずです。
まとめ
「サークルを続けなくても別にいいじゃないか」という意見もあるでしょう。もちろんサークルだけが学生生活ではありません。何に打ち込むのも自由です。ですが、気になりつつも忙しさのあまりにサークルができず、そのまま卒業するとしたら・・・。今喜んで通っている大好きなサークルのことを、完全に忘れてしまうとしたら・・・。それが嫌だという方は、本郷に行ってからどうサークルに関わるか考えておきましょう。学部生活後半の2年間を、駒場以上に充実したものにしてください!
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- 記事執筆:だまま
- 東大経済学部4年です。本郷三丁目でも東大前でも根津でもない、別の駅から歩いて通っています。そういう人もいるだろうと思っていましたが、今のところ他に誰もいないようです。