• 大学生活
  • 2013/11/23

【東京大学】こんなはずじゃなかった?!進振り(進学振り分け)の予想と現実のギャップ~文系編~

はじめに

進学振り分け制度は、東大生なら誰もが避けて通れないものであり、将来を左右する重大事です。しかしながら、いざ進振りを迎えてみると、予想と違っていた!という経験をした方もいるようです。今回は、そんな経験者(文系)の方たちのナマの声をお届けします。特に進振りを控えた1年生の皆さんは必見ですよ!

予想と違った進振りの現実

1. 底点予測は当てにならない

私の学年より一つ前までは経済学部の底点は上がり続けていました。
このため点数が悪かった人たちが他学部に逃げた結果、底点が大幅に下がりました。
(文科二類 ⇒ 経済学部 経済学科4年 / 男性)
本当に行きたい学部に行くにはギリギリの成績だったので第二志望の所に希望を出したら第一志望の学部でもギリギリ入れたことが後で分かりました。
(文科三類 ⇒ 経済学部 経済学科4年 / 女性)
点数にこだわるより、自分が残りの大学生活で何をしたいか、を考えてください。
(文科三類 ⇒ 医学部 医学科3年 / 男性)

進振りに際して、志望学部の底点は非常に重要ですよね。過去の底点推移を参考にして、ある程度予測を立てる人が多いと思いますが、上がり続けていた底点が急に下がるといった予想外な結果になることもあるようです。特に自分の点数が底点ギリギリだと、リスクを承知で第一志望に出すか、安全策をとるか、という選択を迫られることになってしまい、自分が選択した結果が裏目に出ることもあります。やはり、底点という目先のことを気にするよりも、自分が本当にやりたいことは何か、ということをよく考えて、そのためにしっかり勉強をする、ということが大事ですね。

2. 進学してみたら予想と違った

私は、文系の学部であまり興味のあるところがなく、進振りの時期に「まちづくり」に興味があり、また社会基盤学科は比較的文系からも進学しやすいということを聞き、思いきって社会基盤学科に希望を出すことにしました。めでたく内定できたのですが、その後4学期の科目が普通に物理や数学をバリバリ使うものばかりだったので(他学科に比べてはるかに楽だとは思いますが)かなり苦労しました。幸い、持ち込み可のテストが多く、意外と単位はもらえたりするので今まで乗りきって来られましたが、進振りの際には進学先の授業の内容もしっかりチェックしておくと確かなイメージがわくのではないかと思います。
(文科三類 ⇒ 工学部 社会基盤学科4年 / 女性)
もっと自由なテーマを研究できると思い、今の学科を志望したが、かなり制約があった。点数が低かったので、毎年、底点にバラツキが目立っていたのが非常に不安だった。
(文科三類 ⇒ 文学部 歴史文化学科4年 / 男性)

いざ進振りを乗り切って進学したら、学部の勉強が、自分の思い描いていたものと違っていた、ということもあります。そのために、思ったよりも勉強が大変だったり、自分のやりたい研究ができなかったり、といった現実に苦しんでいる方もいます。場合によっては、それで単位を落としてしまう、ということもあるかもしれません。やはり志望学部を決める際には、その学部で実際にどんな授業を行うのか、ということまで調査しておいた方がよいようです。

まとめ

ここまで進振りに関して、予想外だった経験談をみてきました。点数だけにとらわれるのではなく、自分が本当にやりたいことをきちんと見据え、志望学部の情報をしっかり調べたうえで、そのために必要な勉強をしておく、ということが進振りを乗り越える上で重要だということが見えてきました。進振り制度は、点数によっては志望学部に進学できないというシビアな側面を持つ一方で、文系から理系に進学する可能性も用意されており、大学に入学してから自分の将来を考える時間を与えてくれるというメリットもあります。諸刃の剣のような進学振り分け制度を、生かすも殺すもそれはあなた次第です。進振りで後悔しないためにも、今回の経験談を参考にして、しっかり準備を行っておくと安心ですね。


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  • 記事執筆:Dolce
  • 勉強嫌いなのに法曹を目指している法学部生です。スイーツやパンの食べ歩きが趣味ですが、栄養が偏りがちなのが、悩みの種です。