はじめに
毎年波瀾万丈の展開をみせ、「情報戦」とも揶揄される東京大学進学振り分け。読者の皆さんの中にも、思うように情報を得られず苦戦した人もいるのではないでしょうか。
今回は、この「進学振り分け」をくぐり抜けた東大3・4年生以上の皆さんから多数アンケートを頂きました。進学した理由は何か、進学後何をしているのか、など、普段では得られないような生の声を多数特集します。これから進振りを向かえる東大前期課程の皆さん、既に進学した皆さんの他、「実際あの学部ってどうなの?」って思っている他大学の皆さん、是非今回の記事を見ていって下さい。
今回は、毎年最多数の学生が進学する工学部の紹介です。
工学部
- 今日の社会は、科学技術の成果を利用せずには一日たりとも機能しないことは明らかですが、また科学技術が結果として社会をもたらすことも事実です。生活環境が整い医療が高度化することによる高齢化社会の到来、大量消費による資源の枯渇や環境の汚染など、私たちが立ち向かわなければならない問題は様々です。
工学の教育・研究に携わる私たちは、科学技術が社会の中で活きてこそ意味があるという工学の原点から、様々な取り組みを行っています。その守備範囲と手法は限りなく広範です。原子レベルでの物質の理解から、それらを組み立て構造化する技術まで、情報の意味を問うことから、その効果的な伝達・処理技術まで、さらにこれら全ての技術が及ぼす社会的影響の評価に至るまで。
私たちはそれぞれの取り組み方で創意工夫し、汗をかきながら工学の一翼を担っています。
やりたいことがある人にも、これから見つけたい人にも!満足な学びができる場所
進学理由
満足度
進学理由として最も多かったのが「やりたい勉強・研究ができる」。こういうことがやりたい、という明確な目標を持って進学する人が多いというのも工学部の特徴のようです。
一方、「やりたいことが見つかりそう」という理由も多くみられます。学科の中でも幅広い分野を扱っているようなところも多い工学部には、これからやりたいことを探していきたいという人にも安心して学んでいくことができる環境が整っているようです。
いずれにしても進学後の満足度は高く、どんな人でも充実した生活を送ることができるようです。
また、他学部と比較して「就職に強い」という進学理由を挙げている人も多く、更に先の卒業後のことまで含めて考え進学した人も多いようです。
まとめ
工学部というと、機械や電気、航空等のイメージが強いかもしれません。しかし、工学部には広く社会の基盤や都市、システムを扱う学科、化学やバイオ等、幅広い分野が存在しています。分野は様々でもどの学科も「ものづくり」という点で、技術を社会生活に結びつけるような役割を担うことができる工学部。
その分野の広さからも、どんな人にでも充実した満足できる学習環境が整っていると言えるのではないでしょうか。
特徴ある各学科の詳しい情報は、以下の記事でご紹介します。
学科別イチオシポイント・不満なところ
システム創成学科
社会基盤学科
都市計画系
機械工学系
応用物理系、航空宇宙科学科、マテリアル工学科
化学・生命系
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- 記事執筆:ゆう
- 理系女子大学院生です。
研究の合間に読書をする時間が一番の癒し。
辻村深月さんの小説にはまっています。