- バイトあれこれ
- 2019/01/23

「あれ、生徒の顔が能面のようだ・・・」AAというバイトで学んだ人の心を掴む秘訣とは
はじめに
アルバイトといってもその種類は様々ですが、特に大学生に人気のアルバイトの1つは、教育系のアルバイトではないでしょうか。例えば塾講師やチューターなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、アシスタントアドバイザーを思い浮かべる人はほとんどいないと思います。
(画像提供:flickr by waseda prep school)
ここではアシスタントアドバイザーという仕事の紹介と、実際にアルバイトを通して学んだ「相手の目線に降りる」ことの大切さをお伝えできればと思います。
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塾講師でもチューターでもない!?AAって?
アシスタントアドバイザー(略称:AA)とは、河合塾の映像授業部門である「河合塾マナビス」の校舎運営に携わる仕事です。生徒からの質問や進路相談の対応や生徒の受講データの管理・更新、校舎の清掃などが主な業務となります。映像授業なので塾講師のように黒板を使って授業をすることはありません。「それじゃあチューターと同じじゃん!」と言いたくなりますが、河合塾マナビスには、アドバイスタイムと呼ばれる時間があります。
(画像提供:photo AC)
アドバイスタイムとは、授業後に生徒が受ける小テストを採点してマンツーマンで授業内容の確認をする時間です。アドバイスタイムは生徒が授業を受けた後に必ず実施し、特に担当の生徒が決まっているわけではないので、より様々な生徒と接する時間が多くなります。事務的なイメージのあるチューターよりも生徒に接する機会が多いのがアシスタントアドバイザーと言えるでしょう。
アドバイスタイムを通して学んだこと
私がアドバイスタイムで接した中で特に印象的だった生徒のお話をしたいと思います。
1. 「こんなに説明してるのになんで伝わらないの…?」
高3生の彼は入塾当時の春は英語がとても苦手で、お世辞にも良い成績とは言えませんでした。一般動詞とbe動詞の区別もつかず文型なんてさっぱり…。どうにか生徒の成績が伸びてほしいと思った私は、アドバイスタイムで授業中に解いた問題の解説や、逆に私から問題の質問をするなど自分なりに考え、成績が伸びるよう様々な手段を尽くしました。
(画像提供:photo AC)
ところが、彼はうなずいて返事はしてくれるものの、あまり私の話に納得している様子ではありませんでした。私の教え方が悪いのだろうかと反省し、生徒の勉強している範囲に合わせて私も予習を行い、より分かりやすくなるようにアドバイスをしたのですが、それでも彼はあまり納得をした様子には見えませんでした。彼はそもそも勉強のやる気が無いのではないか・・・?そう思ったこともありました。
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2. ひとりよがりだったことへの気づき
ある時アドバイスタイム中に彼の表情を見ると全く笑顔がなく、うなずいているだけだったので、仕方なく自分がひたすら話を続けていたことがありました。アドバイスタイムが終わった後に私は気付かされました。私は彼のことなどお構いなしにひたすら喋りっぱなしだったと。
(画像提供:photo AC)
相手の気持ちを考えず、自分の都合だけでモノを考えていても上手くいかない。相手が何を思っているのかを考え、自分の言葉の先には常に相手がいることを忘れてはいけない。言われてみれば当たり前の事ですが、その当たり前の事に気付けていなかったことにとても反省し、そこから私の行動は少しずつ変わっていきました。
3. ”相手の目線にたつ”ことを実践!
まず私がアドバイスタイムの時に実践したのは相手の顔を見るということでした。アドバイスタイム中の半分以上は相手の顔を見ていたと思います。相手の顔を見て話すことは大事なことですが、アドバイスすることに夢中になると、思わずノートやテキストなどについ目線が下にいってしまいます。
相手の顔を見て話し、双方向のコミュニケーションを図る!
また、勉強以外にも雑談をすることで相手に興味を持つようにしました。例えば、マスクをしている生徒には体調のことを心配したり、ディズニーの筆箱を使っている生徒にはどのキャラクターが好きなのかを聞いたりしました。文面にするとあまり面白くもない会話に見えますが、実際に話をしていると相手と打ち解ける良いきっかけとなりました。
勉強を見るのではなく、その”人”をしっかりと見て、意思疎通を図ることで信頼関係を築く!
(画像提供:photo AC)
アドバイスタイム以外でも塾に来た生徒には挨拶をするなど、人と接するうえで基本的なことを見直すようにしました。これらを実践していくうちに、アドバイスタイムで徐々に彼の表情は明るくなり、私の話にも耳を傾けてくれるようになりました。会話も弾むようになり、授業内容はもちろん、志望校の相談や勉強とは関係ない部活の話もしてくれるようになりました。
努力して良かった!生徒の言葉で報われた瞬間…
そして小テストの点数も少しずつ良くなり、秋になるころには、入塾当時と比べると偏差値は15も上がり、とうとう志望校に合格することが出来ました。彼におめでとうと声をかけると「アドバイスタイムの時間がとても楽しかったです。ありがとうございました。」と言ってくれました。この言葉を聞いて、私が心がけてきたことはちゃんと相手に伝わっていたのだと思い、とても嬉しくなりました。
(画像提供:photo AC)
おわりに
大学では高校時代と比べて様々な立場の人と話す機会が多くなります。サークルやゼミ、アルバイトなど自分が属するコミュニティも広がっていきます。
そこではもちろん、各々育ってきた背景も違えば価値観も異なってくるので、考え方も100人いれば100通りあるでしょう。気が合う人もいれば、正直自分には理解できない考えを持っている人もいると思います。そのため、相手の考えを全て理解することは非常に難しいです。
(画像提供:photo AC)
しかし、自分の考えだけを正しいと思い自分に合わない人を否定することは、自分目線でしか物事を考えられていない証拠です。相手に興味を持ってその人を知ろうとすると、その人の意外な一面が見えてくるかもしれません。嫌いだと思っていた人は、実は話してみると良い人だった…という経験はみなさんにもあると思います。何か行動を起こすときはどうしても自分中心に物事を考えがちになりますが、「自分がこう言ったら相手は傷つくかもしれない」「自分がこうしたら相手は喜んでくれるかもしれない」と相手目線にたつことで、幅広い価値観で人と接することができるのではないでしょうか。社会に出て色々な人と関わることで必要になってくる「相手目線にたつこと」を皆さんも実践してみて下さい!
アシスタントアドバイザーの基本情報
- ■仕事内容
- ・生徒からの質問対応
・受付、電話対応
・保護者対応
・その他事務
■時給 - 時給は1,000円〜1,600円
- *理系の学力テストをクリアすると+100円スタート
- *勤務状況などに応じて昇格試験にチャレンジでき、クリアすると時給1600円まで昇給可能
- ■服装・髪色
- ・スーツ着用
- ・髪色はダークブラウンまで可
- ■シフト
- 週2日〜3日からOK
■勤務時間
平日:17:00〜23:00
土曜:13:00〜 23:00
日曜・祝日:09:30〜18:30 - ■応募資格
- ・大学生以上
- ・4年生大学・大学院に在籍中又は既卒の方
- ・大学受験の英語又は数学の質問に対応できる方
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神奈川県出身。慶應義塾大学に在学中。専攻は歴史学。2015年3月からt-newswebライターをやっています。「いい仕事さえすれば全ては輝くことは知ってます。」という言葉に感銘を受けました。ホワイトボードに書いて部屋の壁に吊るしてます。記事を読んだ方に、少しでも考える機会を持ってもらえるような記事を書けたらと思います。