• バイトあれこれ
  • 2015/04/17

「なぜコールドストーンは歌をうたうのか?」知られざる3つの理由

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はじめに

「え!アイス作りながら歌ってる?」

私は初めてコールドストーンを訪れた時、歌を歌いながらアイスクリームを作っている斬新な印象を未だに覚えています。

知っている方も多いかと思いますが、コールドストーンは米国発のアイスクリームチェーン店です。コールドストーンはお客さんから注文を受けた後に、冷やした石板の上でアイスクリームとナッツやフルーツ等を混ぜ合わせるという一風変わったスタイルをとっています。そんなコールドストーンとあの人気コーヒーショップのスターバックスには、ある共通点が存在しているって知っていましたか?今回は人気チェーン店2店を比較しながら、コールドストーンの魅力を紹介していきます。

スターバックスとコールドストーンが愛される理由とは?

始めにスターバックスとコールドストーンの共通点とは一体何だと思いますか?それは独自の世界観が確立されていることです。例えばただ単純に「コーヒーが飲みたい!」や「アイスが食べたい!」と思ったとき、必ずしもスターバックスやコールドストーンに行かなくても良いですよね?

欲しい商品を提供してもらうことだけが目的の場合、コンビニで買ってしまった方が安上がりですしかしそれでもスターバックスやコールドストーンを私たちが選ぶのは、ただ商品を提供されること以上の価値があるからではないでしょうか?それでは次にそんなスターバックスやコールドストーンの商品提供以外の価値が独自の世界観・企業理念から作られていることを見ていきましょう。

1.スターバックスの世界観は”relaxation”

「サードプレイス」という言葉を聞いたことありますか?サードプレイスとは家庭と学校の行き来の間にある、”憩いの場”を指す言葉です。ちなみにファーストプレイスとは家庭を、セカンドプレイスとは学校や職場を指します。スタバはそんなサードプレイスで、人々が忙しさの中でほっと一息つける場所を提供しているのです!実際にスタバの経営理念には次のような内容が含まれています。

(画像:t-mizo

【スタバの経営理念】
自分の居場所のように感じてもらえれば、そこはお客様にとってくつろぎの空間になります。ゆったりと時にはスピーディーに、思い思いの時間を楽しんでもらいましょう。
(出典:OUR STARBUCKS MISSION スターバックス コーヒー ジャパン

スターバックスは顧客にとって家や職場とは別の”くつろげる場所”として第3の場所を目指しています。つまりrelaxationを提供するという世界観があるということですね。
(出典:一人の時間に、仕事のヒントはあるかもしれない。仕事のモチベーションを高める「サードプレイス」 U-NOTE【ユーノート】

2.コールドストーンの独自の世界観は”entertainment”

それではコールドストーンの世界観とは一体何でしょうか?all aboutの記事によるとスタバとコールドストーンの違いは次のような言葉で表せるようです。

【スタバとコールドストーンの違い】
スターバックスのブランドが“relaxation”なら、コールドストーンのブランドは“entertainment”ではないでしょうか。
(出典:コールドストーンに見る会社研究のコツ 2 [大学生の就職活動] All About 

コールドストーンの世界観が”entertainment”と呼ばれるのは、コールドストーンの経営理念「make people happy」に基づいて経営されているためだといえます。コールドストーンはただアイスを提供する場所ではなく、多くの人に楽しんでもらえるような場所作りを目指しています。

そのためにコールドストーンで働いている従業員をアルバイトではなくクルーとして扱っています。またクルーの自主性やチームワークを重んじて、全員一体となってお客さんに喜びや面白さ、驚きを提供しています。それでは次に実際にコールドストーンがentertainment”を演出するためにどのような経営をしているのかを紹介していきます。

人をHappyにする!コールドストーンの3つの強み

(画像:Robyn Lee

どんなに立派な企業理念が存在していても、企業に勤める従業員がそれを理解し実践しなければ、絵に描いた餅になってしまいます。コールドストーンの経営理念である「make people happy 」を成功させるために、コールドストーンが実践している経営学3つを紹介していきます。

1. 美味しい以上の「わくわく」を提供する!

コールドストーンでクルーと呼ばれるアルバイトに教育されるのは、お客さんに「ハッピークリーマリー体験」を与えることです。それでは「ハッピークリーマリー体験」とは一体何か見ていきましょう。コールドストーンは「ハッピークリーマリー体験」自社のHPで以下のように示しています。

【ハッピークリーマリー体験とは】
私たちの商品は「アイスクリーム」だけではなくアイスクリームを通じて得られる特別な体験。 それを私たちは「ハッピークリーマリー体験」と呼んでいます。
(出典:クルー採用 コールドストーンクリーマリージャパン Cold Stone Creamery Japan

コールドストーンは客である私たちが自分でアイスをカスタマイズ出来ること、-9℃の鉄板でアイスを混ぜ合わせる目新しさ、ハッピーバースデーソングを始めてとして様々な歌が楽しめること、クルーへのリクエストなどクルーとコミュニケーションをとれること等の「ハッピークレーマリー体験」を提供しています。他のアイスクリーム屋さんにはない楽しさをプラスすることによって、圧倒的な差別化に成功し、コールドストーンのファンを定着させることに成功したといえます!
(出典:ビジョナリー飲食企業100 コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社 経営者通信WebHappy Creamery コールドストーンクリーマリージャパン Cold Stone Creamery Japan) 

2. 魅力があっても、相手に伝わらないと意味がない!

コールドストーンが日本1号店をオープンさせた場所は、六本木ヒルズでした。六本木はトレンディで目新しい商品に高い関心が寄せられる場所ですよね。そしてコールドストーン2号店は、佐野のアウトレットモールでした。コールドストーンは最初の店舗を多くの人の関心を集めそうな地域、またそれぞれ客層の違う土地を選ぶことによって一気に知名度を上げることに成功したのです。

今都内で大人気のギャレットポップコーンの代表取締役CEOの江原氏は自社の成功を、コールドストーンの立地選びから学んだことが起因すると以下のように説明しています

【ギャレットポップコーン代表取締役CEO江原さんの話】
第1号店を原宿の「繁華街」に、2号店を「アウトレットモール」に出店したのも、「実は2005年に上陸したコールドストーンの手法」であるとギャレットポップコーンの代表取締役CEO江原さんは話しています。
(出典:5400円のポップコーンを売りまくる店 トレンド 東洋経済オンライン 新世代リーダーのためのビジネスサイト

このようにコールドストーンの経営戦略は他の企業にも参考にされるレベルの高さだということが分かります。
(出典:コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン(株) 代表取締役社長COO 石原一裕氏 商業施設新聞

3. 他の価値を出す会社と提携を結んで、弱点をカバー!

コールドストーンはセブンイレブンと提携を結び、今までにも期間限定商品を販売してきました。日本人の嗜好に合わせてコールドストーン初であるグミキャンディの発売等、前例のない商品を意欲的に作っているようです。味はもちろんパッケージのデザインにもこだわった商品になっています。コールドストーンの代表取締役CEOである石原一裕氏は、セブンイレブンとの提携を次のように述べています。

【コールドストーン代表取締役CEO石原さんの話】
これまでコールドストーンの店舗のほとんどは東京都内にありましたので、セブン-イレブンを通じて全国のお客様にコールドストーンのおいしさと楽しさを提供出来ることを嬉しく思います。
(出典:コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン(株) 代表取締役社長COO 石原一裕氏 商業施設新聞

このようなことからコールドストーンが単純に知名度をあげるためにセブンイレブンと提携したのではないことが分かります。自社の店舗が都心にしかないという点をセブンイレブンとの提携によって補っているのです。
(出典:セブン-イレブン限定でコールド・ストーンの菓子が続々登場! ニュースウォーカーコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン(株) 代表取締役社長COO 石原一裕氏 商業施設新聞

まとめ

いかがでしたか?コールドストーンの一風変わった歌をうたうは「人を幸せにする」という理念の元に生み出されたサービスなんですね。またコールドストーン以外にもスターバックスを始めとした世界で通じる飲食チェーン店は、顧客の言葉にしなかったニーズを見抜き、商品を提供する以上の体験を提供しているといえます!コールドストーンは人を楽しませることを経営理念の1つとしています。このように「自分が何をしたいか」を考えさせられるような目線から働くということを考えても良いかもしれませんね。

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高橋衣紗奈

著者:高橋衣紗奈

現在、都内大学在学中。2014月11月からt-newsWebライターとして活動しています。
『本の楽しさを、もっと手軽に』をコンセプトに、BOOKPOP(http://bookpop.net/)というメディアを立ち上げ、運営しています。また、男性向けメディア(http://b-o-y.me/)も携わっています。
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