- バイトあれこれ
- 2015/07/17
「学生の王道!接客バイト・教育バイトをやってみたらこうなった」イチオシの10選
はじめに
皆さんは何のためにアルバイトをしていますか? 単にお金を稼ぐためだ、という意見の方もいるでしょう。けれども同じ時間を拘束されるのなら”お金を稼ぐためだけ”ではなく、皆さんが”社会に出るにあたって必要となる力を同時に養える”方が成長に繋がると思いませんか?
今回はt-newsに寄せられた「アルバイトで得られる経験や成長」の中から、イチオシの体験談を厳選してお届けします!現役大学生の意見を参考にアルバイトからどんなことが得られるのか見ていきましょう。就活の際に同世代に差をつけられる、きっかけがアルバイトから見つかるかもしれませんよ。
接客業で圧倒的成長!お客様、同僚と接することで身につく力!
1.働くことの楽しさ!レストランでお客様と接することで学べる力!
【ファミリーレストラン(五味八珍)】
私は今まで自分にあった仕事を見つけることができずに色々なバイトを短期間で辞めていました。しかし、ファミリーレストランで接客を初めてから一年が経ち、自分のやりたいことが接客であるということに気づきました。お客さんの笑顔や、ありがとうという言葉にいつも励まされながらバイトをしています。その時間がとても幸せです。面倒くさいことばかりだと思っていた仕事も、ここでの仕事には全てに意味があるように感じ、働くことの楽しさを発見することが出来ました。辛いことがあっても、他のバイトの子たちやお客さんがいるから頑張ることが出来ます。
(都留文科大学 文学部 学部2年生 /女性)
【レストラン】
今まで、年上に対する礼儀・お客様への対応・テーブルマナー等、人として大切な根本的部分を知ってるような気がしていましたが、知らないで生きてきたということを知りました。また怒られることもあまりなかったので、自分が成長できたいい経験でした。
(創価大学 教育学部 学部1年生 /女性)
レストランの多くはキッチンとホールという別々のアルバイトを1つのお店で募集していますよね。特に接客業といわれるホールでは直接お店に来たお客様と接する仕事のため、言葉遣いや立ち居振る舞い等の様々なところに気を配らなくてはなりません。しかしお客様の前に出て対応をしなければならないからこそ、礼儀や対応の仕方、はたまたテーブルマナーまで知っているようで実は知らなかったことを学べる機会になるようです。
このような言葉遣いやマナーって実は就活にもとても有効なことですよね。正しい言葉遣い、綺麗なお辞儀の出来る人は「この人違うな!」と思わせますよね。また接客業の一番の良さは何よりも”直接お客様から感謝をされる”ということです。辛いことももちろんありますが、それ以上にお客様の笑顔と「ありがとう」という言葉はやりがいに繋がるようです。接客業はありふれたアルバイトではありますが、学べることも沢山あることが分かりますよね。
2.スピード命!ファストフード店でチームワークや協力する力を養う!
【ファストフード店(マクドナルド)】
マクドナルドでは、店頭で働く前にDVDやマニュアルを見ながらの研修があるのですが、その時に「マクドナルドで働く上で大切なこと」をいくつか教わりました。数日後、マネージャーから「何か覚えてる?」と言われて、私は得意げに覚えたことを口にしました。すると上司は「惜しいねえ、チームワークが抜けてるよ」と言いました。
その時私は簡単なこと過ぎて、言うのを忘れていたんだと自分のミスを黙認しました。しかし勤務を重ねていくうちに、いかにチームワークが大切かということを体感することになりました。スピード命のファストフード店では誰が何を担当するのか、どれに何を入れるのかを全員で共有する必要があり、すぐにヘルプが必要な所には率先してサポートをしに行く必要がありました。
またマクドナルドではお互い「サンキューです」と言い合うことで仕事に対するモチベーションをみんなで上げ、協力し合っています。私はマクドナルドでどんな時も「協力」してチームワークを大切にすれば乗り越えられるということを教わりました。これからもチームワークを大切にして様々なことを乗り越えていきたいと思います。
(立教大学 現代心理学部 学部1年生 /女性)
マクドナルドの様なファストフード店に求められるのは、一見すると1つ1つの仕事を素早く終わらせるというようなことだと思われがちです。しかし実際は必要なのは個々の仕事を滞りなくこなしていくルーチーンワークではなく、周囲と協力して問題を解決する力、すなわち”チームワーク”が必要となってきます。ファストフード店では確かに仕事の素早さは必要ですが、それは個人だけでなく、全員で状況を把握して足りないところを補うことが求めれるようですね。
(画像:246-You)
自分一人ではこなすことが難しい仕事であっても、多人数で協力することによって成し遂げられる!そういったチームで協力して何かを成し遂げるという経験をアルバイトですることはとってもお得なのではないでしょうか?アルバイトでお金を稼ぎつつ、どのような場ではどのように”協力”すれば仕事が早く終わるという効率的な仕事法も学ぶことが出来るようですね。協力や仲間内での声かけがきちんと出来ているからこそ、マクドナルドのハンバーガーは私たちに手渡されるまでがとても早いのではないでしょうか?
3.子どもからお年寄りまで!遊園地スタッフで機転を利かせる力を得る!
【遊園地スタッフ(東京ドーム)】
期間限定ですが東京ドームの遊園地のスタッフを行った時が有り、その際に様々な世代のお客様がいらっしゃるので言葉遣いや様々な対応を取らなければならず、その様な能力が身についたと感じます。例えば、閉園間際にスタンプラリーのスタンプを集めていた子どもが既にスタンプ台が片付けられており、泣き出してしまったためにその対応をしたりと臨機応変に対応しなければ成らないなという様に感じました。
(早稲田大学 人間科学部 学部3年生 /男性)
様々な世代の人が訪れる遊園地では、その世代の方に異なる言葉遣いをしなければなりませんよね。子供には子供に向けた、お年寄りにはお年寄りにあった言葉遣いがあって、それを身につけられるのが遊園地スタッフと言えるでしょう。また今回のように子どもが泣き出してしまった場合、もしくはパレードやイベントの時間を突然に聞かれることもあるでしょう。
遊園地という広い空間の中ではお店で働く以上に様々なことが起こり得ます。それゆえお客様が満足するような臨機応変な対応が求められてきます。自分で考えて行動するのって難しいですよね?マニュアル通りに動く作業の方が確かに楽だとは思います。しかし自分で考えて行動することは社会人になっても大切なこと!大学生の内にアルバイトで臨機応変な対応を身に着けておくのも1つかもしれませんよ。
4.どんとこい、失敗!アパレル業界で度胸をつける!
【アパレル(ユニクロ)】
ユニクロでバイトをしたことで度胸がついたと思います。とりあえずやって失敗してみようって思えるようになりました。バイトでは失敗して学んだことの方がいつまでも覚えているし、後輩に教える時も経験を交えて教えたりしています。
(名城大学 人間学部 学部2年生 /女性)
バイトをしていれば、失敗はつきものです。特に研修中や新人であったりする場合には毎日が失敗の連続でしょう。しかし失敗してそのままにしておくのでは何も成長せず、むしろその失敗をもう1度繰り返してしまうかもしれませんよね。大切なのは”その失敗からどれだけ多くのことを学べるか”ということになります。アルバイト中に失敗してしまったことって意外とよく覚えていたりしますよね?
(画像:Taichiro Ueki)
それを忘れずに同じ失敗をしないよう次に生かすことが大切なのです。アパレル業界のアルバイトは結果も目に見え、特にユニクロは研修等も厳しいと噂です。そんなアパレルのアルバイトを通して、失敗をすることで身についた”度胸”やその失敗を後輩にさせないように教えたという体験談は、将来にも役立つことでしょう。
教育産業で「人に教えること」から逆に教えられる力!
1. 話さざるを得ない!塾講師で人との接し方が上達!
【塾講師】
高校までは部活にも入っていなかったため,ほとんど同年代としか話したことがなかったが,塾の生徒と話すうちに徐々に年下の人と話すことに苦手意識がなくなってきた.他人にわかりやすく伝える説明の仕方も身についてきたと思う.
(東京大学 工学部 修士1年生 /女性)
【塾講師】
いままでは人見知りで話をするのも苦手だったのですが、必然的に話さなければならない環境に身を置くことで、話をすることが前より苦手ではなくなりました。また、室長に生徒の様子を報告しなければならないので、どれだけ簡潔に話せるかを意識して話ができるようになりました。この経験は、今後企業で働いた時にも活かせると思っています。
(慶應義塾大学 文学部/女性)
【塾講師(河合塾)】
人に教えることでさらにその分野について詳しくなれた。 また、経験を積めば積むほど要領良く立ち回れるようになる。 時間にルーズだった私が時間通りに行動できるようになった。 分かりやすく人に説明できるようになった。
(早稲田大学 創造理工学部 学部2年生 /女性)
人と話すのが苦手で、接客業はどうも……と感じる方もいると思います。そういう人はぜひ、塾講師から入ってみることをおすすめします。人見知りだったり、異なる年代の人とは話さなかったりする人でも、塾講師を経験することでわかりやすく説明できるようになったり、目上の人に簡潔に言いたいことを伝えることができるようになったりします。
塾講師という経験を通して、自分の持っている知識を教えることによって得られる再発見や、どうやって教えればわかってもらえるかを考えることで自分の意見を伝える力、また時間通りに行動する力を身につけることができるでしょう。また身についた会話力は社会に出ても、目上の人と話すとき、逆に自分に部下ができてコミュニケーションするときに必ずや役に立つことでしょう!
2.相手のお宅にお邪魔します!家庭教師で相手のことを思いやるように!
【家庭教師】
私は昨年の10月から小学校高学年の男の子の家庭教師をやっています。それまで殆ど縁のなかった小学生と本気で向き合うことで、相手が何を考えているのか、どのようにすれば相手にとって分かりやすいかなど、年齢の離れた人の立場に立って真剣にかんがえることが出来るようになりました。
(東京大学 教養学部 学部2年生 /女性)
【家庭教師】
家庭教師は、やはり他のご自宅に上がらせていただいての授業となるので、日頃から清潔感のある、きちんとした服装についても考えるようになりました。また、生徒さんの学習の悩みを聞き、相談にのることで、自分のこれまでの経験を話してあげるようになりました。
(上智大学 総合グローバル 学部2年生 /女性)
家庭教師では実際に相手のお宅にあがることから、その服装や清潔感が大切なようですね。それに、相手がわかりやすいように説明するためには、相手の立場に立って考えることが必要だと考えられます。家庭教師を続けることで、相手の立場に立って考える力や身だしなみを気をつける心が身につくといえそうですね。
家庭教師は単に生徒に教えるというだけでなく、その家庭にお邪魔することから単なる生徒・教師という関係にとどまらず、生徒の家族とも接することになります。そのためよりいっそう教える側の責任が大きくなりますが、それだけ自分が成し遂げられることも多いはずです。教え子の成績向上という成果が目に見えやすいことも、成長の実感につながるでしょう!
まとめ
様々な種類のアルバイトから得られた成長体験談、いかがだったでしょうか?アルバイトからは”協力・臨機応変な対応・マナー・思いやり”等、様々なことが身に着くということが分かりましたね。すでにアルバイトを今している人は、ご自身のアルバイトをもう1度振り返ってみてはいかがでしょうか?また今までアルバイトをしたことがないという人も、これを機に時給以外にも”将来のために備えておきたい力”という観点からアルバイトを探してみても良いのではないでしょうか?
ただ時間が過ぎるのを待つアルバイト以上に、目的を持って行うアルバイトには有意義な価値が生まれるのです。今までの自分より少しでも多くのことが出来るようになれば、それは成長だと言えるのではないかと思います。今回のt-newsに寄せられた声から、ただ作業をこなしている人と差をつけるためにアルバイトをどのように生かすか、ぜひ考えてみてください!

t-newsWebライターを2015年3月から始めました。
現在は都内の大学で3年生をやっています。理系の視点から『働く』ということに着目した記事を発信していきたいと思います。趣味は読書と映画鑑賞。座右の銘は「なせばなる」です。昨日の自分よりも少しでも進化した今日の自分でありたいと思っています。よろしくお願いします。