• 学業
  • 2013/12/09

【第二外国語】ここでしか聞けない!慶應のスペイン語事情

色とりどりの第二外国語

大学の講義のおもしろさは、高校までの授業よりもそれぞれ個性があることではないでしょうか。同じ名前の講義でも、方法や内容は講師によって違いますし、さらには大学によっても全く違います。第二外国語は多くの大学や学部で必修とされる講義ですが、他の大学・語学のことは意外と知りませんよね!また、新入生にとっては、語学に関する一般論でなく、自分の大学における自分が選ぼうとしている第二外国語についての情報を得る機会はなかなかないでしょう。実際に第二外国語を受講したそれぞれの大学の学生は、どのような感想を抱いているのでしょうか。今回は、慶應義塾大学のスペイン語を紹介します!

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慶應義塾大学のスペイン語の秘密

満足度調査 〜スペイン語履修生に聞きました〜

グラフから4割以上が「スペイン語を選んでとてもよかった」、また3割が「よかった」と答えている事がわかります。計7割以上は満足と、基本的には好感触なようです。ですが、実はスペイン語に関して「よくなかった」という意見の割合が約2割もあるというのは、他の2つの大学と比較すると高い数値となっています。そもそもスペイン語というと、日本人にはあまりなじみの無い言語かもしれませんが、どうしてこのような結果となったのでしょうか。

おしえて!本当のところ!

1. 先生による部分が大きい

先生が陽気だったし、サッカーに関する言葉が少しわかるようになった。なかなか機会がないけど、もっと学んでみたい。
(慶應義塾大学 法学部 4年生 / 男性)
先生が良くなかった。仕方ないことだが、スペイン語の魅力を半減している。必修なので仕方ないが、日本人の先生ではなくネイティブの先生に教えてもらうことができればよかった。
(慶應義塾大学 経済学部 1年生 / 男性)
その語学の先生が厳しく、テストがとにかく大変でした。進級するために地道に勉強することが必要だったので、他の授業のテストやレポートと語学のテストの時期が重なると、語学で他のことをする余裕がありませんでした。また、先輩たちから聞いていた先生と語学の先生が1人私たちの年から変わってしまい、予想外に厳しい授業となってしまいました。 
(慶應義塾大学 文学部 2年生 / 女性)

良い先生がいた。厳しい先生がいた。と、いくつかの意見がきれいにわかれていました。「スペイン」のイメージ通りの陽気な先生に教わって、楽しく勉強したい!という気持ちも、スペイン語選択の大きな理由の一つかもしれません。

2. スペイン語は簡単?

ローマ字読みで読めるので入りやすい。また話者人数も多く、話者の国の数としてはトップであるので、旅行などした時に使える。
(慶應義塾大学 商学部 2年生 / 男性)
英語に近いと言われ、中国語と並んでラクと噂のスペイン語を選びました。 実際、読み方がすべてローマ字読みなので英語より簡単なうえ、文法はすごく英語に似ています。 また、中国語と違ってリスニングの難しさもないので、他言語に比べて一番やりやすかっただろうなと思っています。
(慶應義塾大学 経済学部 1年生 / 男性)
簡単。英語と似ている単語も多いので 苦手意識をもたずに勉強に取りかかりやすい。 また、アルファベットを見たままカタカナ発音すればいいので 法則等を覚える必要がない。
(慶應義塾大学 法学部 2年生 / 女性)

スペイン語は簡単だ、という意見が多かったです。外国語を学ぶ日本人にとって発音は大きなハードルですが、スペイン語は基本的にローマ字読みということでなじみやすいのかも知れません。また話者人口が多いので、旅行先で英語と合わせて使うと通じやすかった。という実用性もあります。

3. 「簡単」だと舐めるべからず!

活用の種類が予想を遥かに越えるほど多いので、舐めてかかると痛い目に遭う。 
(慶應義塾大学 商学部 1年生 / 男性)
簡単だという前評判通りに行ったら、失敗。 発音が音読みというだけで、本来簡単なのは恐らく中国語。 
(慶應義塾大学 法学部 4年生 / 女性)
簡単と言われてはいるものの、やはりそう容易にクリアできるものではありません。 特に、活用のパターンの多さは英語とは比べ物にならないほど多く、安易な気持ちで大丈夫だと思っていると、案外大変だということは悪い点かもしれません。
(慶應義塾大学 経済学部 1年生 / 男性)

発音が簡単というだけで動詞の活用は多いし、実際は英語よりも複雑でむずかしい!という意見もありました。最初から簡単だという理由だけで選択し、舐めてかかっていると足下をすくわれてしまうのかも……?

油断しなければ楽しい!慶應のスペイン語

慶應のスペイン語は、簡単と聞いていたのに難しい!先生がはずれ!という"期待を裏切られた"人が多かったのかもしれません。なんとなく選んだけれど、将来仕事等では使えないかも、といった実用性に関する意見もありました。とはいえ、多くの人が簡単だと答えている事もあり、過剰な期待をしなければ楽しく学べる事は事実!海外旅行でもスペイン語は通用する場合は多いので、スペインの歴史・文化・学問に少しでも関心のある人は選択してみるといいのではないでしょうか。

 

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調査期間: 2012/12/05~2012/12/14
調査方法: WEBアンケート
調査対象: 慶應義塾大学生109人
性別内訳: 男性(47%)女性(53%)
学年別内訳: 1年生(46%)2年生(27%)3年生(15%)4年生(12%)
  • 記事執筆:まこ
  • 都内の情報系の大学院生、いわゆるリケジョです。
  • 実家暮らしですが、運動不足解消のために
  • 毎日30分以上かけて自転車で大学に通っています。