• 学業
  • 2013/12/11

【第二外国語】ここでしか聞けない!東大のフランス語事情

<2023年3月更新>

色とりどりの第二外国語

大学の講義のおもしろさは、高校までの授業よりもそれぞれ個性があることではないでしょうか。同じ名前の講義でも、方法や内容は講師によって違いますし、さらには大学によっても全く違います。第二外国語は多くの大学や学部で必修とされる講義ですが、他の大学・語学のことは意外と知りませんよね!また、新入生にとっては、語学に関する一般論でなく、自分の大学における自分が選ぼうとしている第二外国語についての情報を得る機会はなかなかないでしょう。実際に第二外国語を受講したそれぞれの大学の学生は、どのような感想を抱いているのでしょうか。今回は、東京大学のフランス語を紹介します!

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 東京大学のフランス語の秘密

満足度調査 〜フランス語履修生に聞きました〜

東京大学のフランス語選択者は「とてもよかった」が37%と最多で、あわせて6割が好意的な印象とまずまずの満足度のようです。しかし「普通」「よくなかった」「非常に良くなかった」がそれぞれ一定人数おり、他大学と比べてもあまり満足のいく結果ではなかった学生もいるようです。どうしてこのような結果になったのでしょうか。

おしえて!本当のところ!

1. 国際的な活動にフランス語は不可欠!

皆何かしらの目的を持ってフランス語を選択していることが多いため、モチベーションが高い仲間に多く出会えた。フランス文学等フランス語を活かした学術的なアプローチがしたい人、フランス語を英語に続きマスターすることで将来国際機関で働くことを目的としている人、など様々な目的をもった仲間に会うことが出来、とてもよい環境で過ごすことができました。また、ラテン系の言語を学ぶことは他のラテン系の言語を学ぶ際にも有利に働くのではないかと思います。 
(東京大学 教養学部文科三類 3年生 / 女性)
将来国際機関に就職したいと思ったときに、英語の他にフランス語が出来れば非常にプラスになる。国際機関希望の人は、フランス語がどうしても嫌ならスペイン語をお勧めする。 
(東京大学 教養学部文科二類 1年生 / 男性)

フランス語を学ぶモチベーションとして、国際機関で働く!という将来の目標を掲げる人は多いのではないでしょうか。またそこまではいかなくとも、国際的な活動や、グローバルビジネスをしたいと思ってフランス語を第二外国語に選択する学生も多いようで、目的意識の高い学生が大勢集まるのかもしれません。

2. 難しい!学ぶ為には時間と労力が必要!

よく言われるように難しい言語で、語学の勉強にかなりの時間や手間、体力を取られてしまい、他のことに割ける時間が減ってしまったのは難点と言えると思う。 
(東京大学 教養学部理科一類 1年生 / 男性)
他の言語をもっと第三外国語としてやるべきだったと思います。第二外国語に多くの勉強時間を割かなくてはいけなかったため、他の語学に手をつける余裕がなくなってしまいました。
(東京大学 教養学部文科三類 2年生 / 女性)
文法が難しい上に教官が大鬼。進級が危うい。
(東京大学 教養学部理科一類 1年生 / 女性)

多くの学生が、フランス語は想像より難しく、ここまで時間がとられるとは思っていなかったと答えています。また厳しい先生にあたる場合もあるようで、「留年の危機」を経験しているのは1人や2人ではないようです。

3. まじめでお洒落な東大のフランス語

語学単位でクラスが決まるのですが、フランス語のクラスはおもしろくも真面目な人が多く、非常に楽しかったことです。
(東京大学 教養学部文科一類 2年生 / 男性)
クラスの雰囲気が熱心でおしゃれで、でも、まじめすぎなくて親切な人が多かったことがよかった。長い付き合いになる友達がたくさんできた。 
(東京大学 工学部 4年生 / 女性)
女子の多いクラスという理由でフランス語を選ぶ女子が多く女子だけで固まってしまう傾向があります。またいわゆる大学デビュー系の人が多いです。 
(東京大学 教養学部理科二類 1年生 / 男性)

女子が少ない東大の中でもフランス語を選択する女子は多く、クラスが華やいだ雰囲気になるようです。「クラスの雰囲気がいい」という意見がとても多く見受けられました。若干ちゃらちゃらしていてドイツ語よりも不真面目、この雰囲気に合わない、といったコメントもありましたが、上の代とも仲がいい場合には試験対策でかなり助けになるようです。

華やかな雰囲気でも目的意識を忘れない!東大のフランス語

フランス語は強い目的意識を持っている人には習得不可欠であり、どんなに難しくとも身につける必要がありますが、厳しい先生にあたってあわや留年!となった学生にとってはあまり良い思い出ではないのかもしれません。そういった個々の事情が、東京大学のフランス語の結果に繋がったのでしょうか。でも日本でもフランス語を目にする機会は多いので、意味がわかったら楽しいですよね!フランスの歴史・文化・学問に少しでも関心のある人は選択してみるといいのではないでしょうか。 


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調査期間: 2012/12/05~2012/12/14
調査方法: WEBアンケート
調査対象: 東京大学生220人
性別内訳: 男性(67%)女性(33%)
学年別内訳: 1年生(39%)2年生(29%)3年生(15%)4年生(18%)
  • 記事執筆:まこ
  • 都内の情報系の大学院生、いわゆるリケジョです。
  • 実家暮らしですが、運動不足解消のために
  • 毎日30分以上かけて自転車で大学に通っています。