はじめに
2年間の前期教養課程を終え、次に進むのは専門分野をより深く学ぶ後期専門課程。新たな環境にわくわくする一方で、「サークルにアルバイト、今までの生活を続けられるの?」と不安を覚える人も多いと思います。今回は、専門課程での勉学とアルバイトの両立について、t-newsに寄せられた先輩方の貴重な意見を厳選し、紹介します。専門課程のアルバイト事情を少しのぞいてみましょう。
勉学とバイト、うまく両立させる
1. 授業とバイトを両立させる
授業は出席をまったく取らないことで法学部は有名だが、単位をとる、あるいは優秀な成績をとるためにも授業に出ることは不可欠。横のつながりが少ないので人に頼ることは難しいのです。
(文科一類 ⇒ 法学部 政治コース4年 / 男性)
基本的に平日午後は水曜以外全て実習。カリキュラム上は18時までだが、当然進捗によっては20時を過ぎることもある。レポートもそれなりにしっかりとした内容が出されるので、アルバイトは週一程度に抑えた方がよいかも。
(理科二類 ⇒ 理学部 生物学科修士1年 / 女性)
どの専門課程に進学した後も、授業があることは同じです。さらに、その内容は教養課程と比べて専門性がぐっとアップ。専門によっては講義に加えて野外実習など授業形態が多様になります。上記の意見で述べられているように、学科によっては授業が忙しくアルバイトが思うように出来ないこともあるでしょう。アルバイトも大事ですが、大学生として授業もまた大切。たとえば時間をうまく調整して、授業にもアルバイトにも悔いが残らないよう両立させたいところですね。
2. ゼミ・研究室とバイトを両立させる
どの研究室に所属するかによって、大きく生活リズムは変わってくる。やりたい研究を優先させて研究室を選ぶのはもちろん大切だが、あまり忙しくない研究室を選択すれば自由な時間を確保できるかもしれない。
(理科一類 ⇒ 工学部 機械工学科4年 / 男性)
専門課程では、それぞれの研究分野でゼミや研究室に所属することになります。ゼミや研究室は一つのコミュニティで、研究分野に限らず構成人数や文化も大きく異なります。それは、上記の意見であるように学生の忙しさも例外ではありません。何を優先させるかはもちろん学生次第ですが、アルバイトも欠かせないという人は、ゼミや研究室の実情について予め調べておくのも一つの手です。入ってからでは時既に遅し、です。
まとめ
アルバイトと勉学の両立、皆さんはどう感じたでしょうか。生活のため、遊びのためにアルバイトは続けたい、でも思っているより勉学が大変そうだ、研究室を選ぶのも一苦労か・・・そう感じたかもしれません。しかし、実際にアルバイトと勉学をうまく両立させて素晴らしい研究、立派な成績をおさめている人も数多くいます。大事なのは、勉学もおろそかにせず、うまくスケジュールを管理してアルバイトと両立させることではないでしょうか。アルバイトも勉強も充実した専門課程での過ごし方を、今から考えてみるのもいいかもしれません。
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- 記事執筆:オレンジ
- 土木工学を専攻する、都内在住の大学院生です。
自然をこよなく愛し、暇さえあれば東京を飛び出し旅をしています。
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