• 大学生活
  • 2013/11/29

【東京大学】後悔しないために!前期課程でやっておけばよかったこと〜文系編〜

はじめに

進学振り分けをくぐり抜けて後期課程に進学すると、さまざまな困難に突き当たることがあります。より高度な学習・研究を行えるのはとても素晴らしいことですが、やはり授業の内容は高度になりますし、理系と違って実験がないとはいえ、レポートや発表の準備、就職活動などで拘束時間が増えるのも確かです。時間のある前期課程にいる間に○○をやっておけばよかったのに、という気持ちになることがあるかもしれませんね。今回は既に文系学部に進学された方々の語る「前期課程でやっておけばよかったこと」を厳選し、紹介いたします。

前期課程は自由だ!

1. 遊ぼう!

よく遊ぶこと。本郷に来てからは専門課程の勉強がちらついたり就職活動がちらついたりと意外と遊ぶ時間がなくなってきます。時間に余裕のある駒場時代によく遊んでおくべき!
(文科一類 ⇒ 法学部 政治コース修士2年 / 男性)
忙しい学部・学科に進学したい人は、前期のうちにやりたいことをやりきっておくべきだと思います!サークルでもアルバイトでも留学でも、駒場では時間がたくさんあると思うので有意義に使ってほしいです。
(文科一類 ⇒ 法学部 法律コース3年 / 女性)
後期に入るとキャンパスが変わり、前期の友人とも学部でばらばらになり、勉強も専門的になり、さらに就職活動等も始まって忙しくなります。なので、前期には、クラスやサークル等の友人とできるだけ密度の濃い時間を過ごすこと、友人の輪を広げておくこと、サークルやバイト等自分の好きなことを一生懸命やっておくことをおすすめします。
(文科三類 ⇒ 経済学部 金融学科4年 / 女性)

以上、自分の好きなことに時間を割くと良い、という意見でした。勉強や研究が楽しければ問題はありませんし、辛いばかりでもないのでしょうが、やはりそれ以外のことを存分に行う時間があってもよいものです。前期課程の自由な時間はそのための良い機会といえるでしょう。長期休暇を利用した短期留学なども、やはり後期課程に進んでしまうと難しくなるようです。留学はもちろん、趣味やサークルも、日頃の勉強や研究とは異なるものを得られるチャンスです。色々なものに積極的にチャレンジしていけると良いのではないでしょうか。

2. 学ぼう!

法学部は、後期の勉強がめちゃめちゃハードで、前期の緩さとは程遠いものがあるので、法曹志望の人とかは前期のうちから法律を自分で勉強しておいた方が後々楽です。
(文科一類 ⇒ 法学部 法律コース3年 / 女性)
前期のうちに外国語をもっとやっておけばよかったと思います。私は西洋史専攻ですが、本郷に進んで初めて、西洋史では英独仏語はできたほうがよいということに気づきました。また、文学系でも英独仏+α、思想系なら英独仏+希羅が必要になりうるでしょう。なので、少なくとも第二外国語+第三外国語で独語仏語を履修しておくとよいでしょう。
(文科三類 ⇒ 文学部 歴史文化学科3年 / 男性)
後期課程になると、他学部聴講はできるとはいえ、前期の時ほどに自由に色々な分野の科目はとれない。点数目的で楽な授業ばかりとるのではなく、幅広く色々な科目をとって、教養学部前期課程のメリットを存分に享受するとよいと思います。
(文科二類 ⇒ 経済学部 経済学科3年 / 男性)

自由な時間は勉強にあてて、後期課程のための準備をすればよかった、という意見です。専門に進む前では何が必要かということもわかりづらく、中々難しいのかもしれません。しかし、専門性の高い授業を効率よく・深く消化していくためには、前期課程のうちから準備を進めておくとよいというのは確かなようです。また、後期課程では自分の専門ではない分野を学ぶことが難しくなるので、前期のうちに色々な科目をとればよかった、という話もあります。時間のあるうちに面白そうな分野に手を出してみると、その知識が専門に(ひょっとしたら、大学を出た後に!)生きてくるということもあるかもしれません。

まとめ

経験者の語る「前期課程にやっておくべきだったこと」、いかがでしたか。しばしば「よく学び、よく遊べ」言われるますが、実際そうしようと思ったときには時間が無かった、ということもあるかもしれません。前期課程の自由の生かし方は人それぞれです。趣味やサークル活動に打ち込むもよし、アルバイトに励むもよし、幅広く色々な勉強をするもよし、学問的興味を深めるもよし。どのような選択をするのであれ、比較的ゆとりのある前期課程の時間を後悔のないように過ごせるといいですね。


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  • 記事執筆:Yuki
  • 都内の人文系学生。専攻は(主にフランスの)哲学。趣味は読むための語学、古書店巡り、トランペット、クラシック音楽、美術鑑賞、料理。