一般教養科目選択の失敗談
皆さんは、一般教養科目(以下、教養科目)をどのように選択しますか。大学では自由に講義を選択できることも少なくありませんし、一度選択すると取り返しがきかないことも多々ありますよね。そんな大事な授業選択でミスしないためにも、先輩たちの過去の失敗談から学んでおきましょう。
1. 楽単
最初の学期はどのような講義をとればよいかわからずとりあえずテストが無かったり先生が緩いという評判のあったりする講義を選びがちだったが、学期が終わったあとやっぱり単純に興味のあるものをとればよかったと後悔した。
(東京大学 教養学部 1年生 / 男性)
先輩や友人から、いわゆる、楽単と呼ばれる一般教養科目ばかりをえらんで専攻してしまった為に、自分の興味があるものではない授業ばかりで、面白くなく、モチベーションが下がってしまった。
(慶應義塾大学 薬学部薬学科 1年生 / 女性)
「楽単(=楽に単位が取れる)」と噂の講義をとってしまったが為に、興味がわかずにやる気も出ない。そんなこと、一度は誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。まっとうに、好きな講義を選択した方がよいのかもしれません。また、噂とは裏腹に、厳しい内容や教授だったということもありますから、噂はあくまでも噂なのだと心に留めましょう。
2. 難易度
当時、教員免許を取るかどうか迷っていたため、とりあえず授業に余裕があるからと、免許を取るに当たって必須科目の一つである国際コミュニケーションという授業を取った。しかしいざ行くと、ネイティブさながらの東大生がわんさか英語でディスカッションしていて、英語弱者の僕は心底落ち込んだ。なんとか頑張って授業にで続けたが、成績は可で全く報われなかった。
(東京大学 工学部システム創成学科 3年生 / 男性)
自分の興味が湧いてきそうな科目で、大人数よりも少人数のほうが理解が深まりやすいのではないか、教授との距離が短くなるのではないかと色々考え、選択したところ、先生が説明の下手な人で単位をとるのにとても苦労した。今でもなんで単位が取れたのか不思議でならないというくらい理解できなかった科目だった。
(青山学院大学 総合文化政策学部総合文化政策学科 2年生 / 女性)
授業選択の際は、難易度にも注意したいものです。難しすぎれば講義内容が頭に入りませんし、簡単すぎても何も得るものがありません。そんな失敗を防ぐために、授業選択前に、よくシラバスに目を通したり、周りの受講した人達に尋ねたりするのも良い手でしょう。
3. とり過ぎ
私の大学では、教養科目は一度履修を申請すると、取り消せないということを忘れてしまい、必要以上に履修してしまいました。興味のある授業ではありましたし、周りの人からかなり情報を集めてから履修するようにしていましたが、今思うと、取りすぎるくらいならその時間でアルバイトを増やすなどすればよかったのかもしれません。
(慶應義塾大学 経済 4年生 / 女性)
教養科目が楽しそうに見えてしまって、シラバスを見るとたくさん履修してしまう。そのため、4年の今でも、文系なのに週五で大学に通い授業を受けまくる日々。さすがに卒論にかけられる時間がほしいなあと思う今日この頃です。3年生の時も教養科目を取りすぎて就活にあてる時間がなくなってしまいました。3、4年になったら教養科目は控えた方がよいと思います。
(慶應義塾大学 文学部 4年生 / 女性)
高校の時とは異なり、受けたい講義はいくらでもとれてしまいます。授業選択前は、やる気に満ちあふれ、どの講義も魅力的に見えてしまう……そういった方も多いはず。良く考えもせずに沢山講義をとってしまえば、疲労するだけでなく、時間に追われることになりかねません。時間の使い方にはくれぐれも注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。すでに教養科目選択に失敗していて共感してしまった方、未だ失敗したことがない方、どのような方でも、多少なりとも参考になる部分があると思います。これから授業を選択する際に失敗せぬよう、上記の3点から熟考してみて下さい。自身に見合った、より良い講義と巡り合えることを、心より願っております。
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調査期間: 2013/10/18~2013/10/25 調査方法: WEBアンケート 調査対象: 現役大学生302人 性別内訳: 男性(47%)女性(53%) 学年別内訳: 1年生(46%)2年生(22%)3年生(12%)4年生(14%)修士1年(3%)修士2年(3%) |
- 記事執筆:莞那
- 都内某大学の商学部に通う大学生です。
- 趣味は幼いときから習い続けているピアノ、特技はエクセルによる情報処理です。