- バイトあれこれ
- 2025/08/18

「学びの楽しさ」を次世代へ。6年間の経験が育む、成長と恩返し
今回の記事では、現役の学習メンターとして活躍されているA.F.さんにお話を伺いました。6年間のメンター勤務を通しての自身の成長や、普段の勤務で心掛けていること、そして今後取り組みたいことについて教えていただきました。
600年前も今も、変わらない人間の感性を研究
まず、大学・大学院で何を学ばれていますか?
日本の伝統芸能である能について学んでいます。能の題材について昔の資料や台本を読み比べたり、実際に観劇したりして研究をしています。能の研究をしている人は珍しくて、メンターの中でも私だけかもしれません。
能を学びたいと思ったのは、必修の授業で能の研究について知り、こんな世界があるんだと驚いたのがきっかけです。能には、子供と別れた親の悲しみや、桜を見て美しいと感じる心など、人間の感性が詰まっています。600年前も今も変わらない人間の感情に面白さを感じています。
「受け身では何も始まらない」メンターの仕事
6年間メンターを続けているA.F.さんが、特に成長したと感じることは何ですか?
一つ目は、人前で話すことに慣れたことです。元々話すのが得意ではなかったのですが、クラスのファシリテーションを経験したことで鍛えられました。今でも緊張はしますが、自分の考えを洗練させて発信できるようになったと感じています。
二つ目は、生徒さんとの関わり方という点で大きく成長しました。最初は自分から話しかけにいくことが苦手でしたが、今は積極的に関わるように意識しています。ただ話しかけるだけでなく、その子の考えや好きなことについて、しっかり傾聴することも心がけています。
勤務でこだわっていることはありますか?
一番大切にしているのは「主体性」です。受け身のままでは何も始まらないのがメンターの仕事だと思っています。生徒さんに積極的に話しかけたり、分からない問題があった時は一緒に調べたりします。また、プログラムの改善点を見つけて、解決に向けて動くことも意識しています。
「共感と肯定」で、生徒の心の拠り所に
生徒との関係を築く上で、特に心掛けていることはありますか?
共感と肯定を大切にしています。
生徒さんと関わる際は、常に生徒さんの視点に立つように心がけています。例えば、メンターから見て「できて当然」と思うことでも、生徒さんができない場合は、まずはその子の立場に立って理由を考えます。そして、その理由を受け止めた上で、少しでもできることを提示するようにしています。
生徒さんが抱える悩みや葛藤に寄り添い、まずは共感してあげたいと思っています。そうすることで、生徒さんにとって「心の拠り所」になりたいです。
リーダーとして、チームで活動する上で心掛けていることはありますか?
気をつけてほしいことや協力してほしいことについては、積極的に声をかけ、意見を聞くようにしています。また、チームメンバーそれぞれの得意なことを知り、プログラムに活かせるようにしています。こうすることで、一人ひとりの個性や考え方を反映しながら、より良いプログラムを創っていけるからです。
次世代へ、6年間の経験を伝える
今後取り組みたいことは何ですか?
今まで培ってきたノウハウを、次世代のメンターに継承していきたいです。
具体的には、新しいリーダーの育成や、より良い組織づくりに貢献していきたいです。一人で自習している子に積極的に話しかける積極性や、問題を発見して解決していく力など、自分がメンターとして得た経験を、後輩たちに伝えていきたいと思っています。
最後に、メンタープログラムを通して生徒に経験してほしいことはありますか?
学ぶことの楽しさを経験してほしいです。
メンターとして働いていると、学びの楽しさを見つけられていない生徒さんに多く出会います。そんな生徒さんたちに、今学んでいることがどのように社会に、そして自分の興味関心に繋がっていくのかを体感してほしいです。そして、少しでも「学ぶことは楽しい」と思ってもらえたら嬉しいですね。
あなたの「経験」が生徒の未来を拓く
A.F.さんのインタビュー、いかがでしたか?
学習メンターの仕事は、あなたの経験や知識を活かし、生徒一人ひとりの「人生の先輩」として、その可能性を広げるやりがいのある仕事です。空いた時間を有効活用できるのも大きな魅力です。
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