はじめに
t-newsでは、大学生にとって役立つような様々なアルバイトを紹介してきました。中でも、今回は「教材作成」のアルバイトを紹介します。あなたが受験期使っていた教材は実は大学生が作成していたのかも?そんなオシゴトの裏側や本音を、実際の経験談を基に紹介していきますので是非ご覧ください。
教材作成のバイトって、実はこんなお仕事!
Q.教材作成のアルバイトの具体的な仕事内容を教えてください。
高校の季節講習で教える英語の教材を作成しました。基本的な文法問題とそれのポイントの定着が問われる長文問題(難関大学の入試問題)を一回分として、最後に基礎の定着を問うチェック問題も載せました。講習は5日間あったので、毎日の流れも考え、またそのテキストさえ見ればだれでも授業ができるように講師用の時間配分も考えました。
バイト中こんな体験がありました!
Q.アルバイトをしている中で印象に残ったエピソードを教えてください。
その高校が余りレベルとしては高くなく、学年も高1ということで、文法問題と長文問題のレベルの乖離に悩みました。単語力もまだまだという人が多く、長文の題材はそのまま引っ張ってくるものの、語註をつけたり問題を新しく作ったりするのが必要でした。その調整が一番悩ましく、何度もダメ出しを受けました。
教材作成の”あの”経験が学びに・・・!?
Q.アルバイトで身についた、もしくは視野が広がったりこれは勉強になったと感じた経験を教えてください。
教育系のバイトに限りますが、やはり東大生は自分の学力がある程度高いので、あまり生徒の気持ちになって考えられないと思うのですが、意識してそれを行うようになりました。話を大きくすれば、何事をするにも対象となる人を理解することが重要だと感じました。
そんな学びが今では、こんな所でも活きています!
Q.上記のようにアルバイトで身についた・学んだ経験は、その後のご自身の活動(ゼミ、サークル、別のアルバイト、就職活動など)でどのように活きていますか?
チューターもやっていたのですが、その時にわかりやすい解説を出来るようになってきたと思います。一度問題を作る立場になると解く側の考え方を予測しなければならないので、理解も深まると思います。 また、レベルがあまり高くない生徒は学習に対する意欲自体がわかないのですが、その一つにやる意味を感じないことが多いように思えます。解決するためには成功体験を植え付けることが重要だと思い、自発的に勉強する気になるように授業を運営するようになりました(発問を工夫するなど)。
こんな人におススメです!!
1.教育系のバイトをやっている人で指導に行き詰まりを感じている人
問題を作るという立場から、解く方の思考が考えやすくなるから
終わりに
いかがでしたでしょうか?こうして振り返ってみると、みなさんの周りにもアルバイトの中では当たり前の経験やエピソードが、実は今の生活や活動の中で大きく活きているなんていうことがあるかもしれませんね。みなさんもぜひ一度、教材作成のアルバイトを行なってみてはいかがでしょうか!?素敵な学びや経験に繋がるかもしれませんよ。