はじめに
みなさん、AO入試専門塾でのアルバイトをご存じでしょうか?「それってただの添削でしょ?」そう思われがちなこの仕事、実は0から小論文作成サポートします。そしてここでの経験が、 就職活動にいかせるのです!今回はこのレアバイトの実態を、私の経験を踏まえてご紹介します!
私の経験した!AO入試専門の塾講師バイトやってみた
AO入試専門の塾講師バイトに必要なあれこれ
このバイトの条件・待遇は以下の通りです。
■時給:3000円(交通費支給あり)
■勤務地:横浜
■勤務時間:15~22時の間で100分(50分2コマ)
■勤務期間:2,3か月程度
■服装:私服
■その他:スカイプの場合もあり
AO小論文のバイトで苦労した点は、「何をテーマにするか」です。「自分の将来の目標と志望動機のマッチング」が求められるAO小論文 ですが、自身の目標を持たずに塾に来る子も少なくありません。 受験生の人生を共に振り返り、何をテーマに将来を語るか、それを 達成するためになぜその大学でなければならないのか、それを計5時間話し合いました。小論文に繋がらない話でも、心理的距離を縮めるためにひたすら話し続けます。
AO入試専門の塾講師バイトの1日
18:30 大学出発
授業を終えてからバイト先に向かいます。各駅停車で仮眠をとります。
18:50 バイト先到着
雑居ビルに入っている事務所に到着し、必要な書類をそろえます。
19:00 授業開始
生徒が到着次第、授業を始めます。
19:50~20:00 休憩
授業時間中はひたすら話しているので、この時間だけは沈黙です。沈黙を破るのはもちろん私。
20:50~ 授業終了
生徒を見送るところまでが仕事です。
21:00 バイト先出発
片づけが終わり次第終了です。
22:30 自宅で指導報告書記入
指導後24時間以内に専用サイトで指導経過を記録します。
AO入試スタッフバイトのあれこれ
メリットはコレ!
就職活動での自己分析がスムーズに行えたことです。AO小論文で求められるものは、就職活動でも必要になります。特に自分自身を知るということは、対話をすることで見えてくることが多い実感があります。多くの生徒と話す中で、自然と自己分析を しており、就職活動の際は自己分析に全く時間を使わずに済みました。
逆にデメリットはコレ…
「AO入試なら勉強せずに済みそう」という考えで来る生徒が多く、その考え方をいかに見直させるかということです。 実際それは生徒だけでなく、そのご家庭の考えであることも少なくありませんでした。常に相手の立場で考えることが求められました。また、芸能界で仕事をしていたり、海外での生活が長かったり、生徒の多様なバックグラウンドに対応するため、自身も勉強しなければならないことがたくさんありました。
おわりに
私自身は初め、時給の高さでこのアルバイトを選びました。しかしアルバイトを終えた今、時給以上の学びがありました。 このアルバイトをしていなければ出会えなかった世界の人、 身につかなかった知識の量は計り知れないほどです。 「高時給だから」「就活に役立つから」という理由を超えた、 付加価値の高いアルバイトとして、強くお勧めします!

神奈川県出身。現在、慶應義塾大学商学部に在籍中。2015年12月からt-newsWebライターとして活動しています。大学では経済学を勉強中です。
スポーツから芸術まで幅広く興味があり、猫が大好きです。よろしくお願いします。