• 大学生活
  • 2013/11/26

【東京大学】やりたいことが見つからない!そんな理系学生はどうすればいい?

はじめに

一口に理系といっても様々な分野がありますよね。後期課程で自分の進む分野がだいたい決まったとしても、専門分野として本当に「やりたいこと」は決まっていますか?そう言われてもまだよく分からない…という方、必見です!大学に入学し、勉強していても自分のやりたいことがなかなか決まらない、という人は実は少なくありません。今回は、そんな方々の経験談を聞いてみました。

やりたいことはどうしたら見つかるのか

1. 自然と見つかるまで努力を!

入学当初は具体的に大学で学びたい内容が漠然としかイメージできていませんでしたが、学部、研究室と進路選択によって学習する分野が細分化されていく中で、やりたいこと、面白いと思えることに出会えるように思います。
(理科一類 ⇒ 工学部 システム創成学科修士2年 / 男性)
一通りの分野の実験が必修で、また理論ゼミナールの参加も必修なので、入った時には具体的にやりたい分野が分からなくても、実際にいろいろな分野に触れることができ、自ずと進路も見えてきます。やりたい分野が決まっていなくても、まずは学部に入って色々経験してみるのがおすすめです!
(理科一類 ⇒ 理学部 物理学科修士1年 / 女性)
研究室が多く、テーマも様々なので何かしら自分に合った研究ができます。また、人数が多く色んな人と出会え意見を交わすことで将来の夢がきっと見つかります。私も何も考えず入りましたが、世界のエネルギー問題を解決するという夢を持ち大手メーカーに内定しました。
(理科一類 ⇒ 工学部 機械工学科修士2年 / 男性)

自分のやりたいことが最初からはっきり分かっていなくても、学部に進学し、研究室に配属して専門的な勉強を進めていく過程で、興味のあるものを見つけられる場合が多いようです。あまり悲観的にならず、やるべき勉強をしっかりやっていれば自ずと見えてくるのかもしれませんね!

2. それでも将来が不安な人は?

やりたいことがなくてなんとなく進振りを決めてしまう人もいますが、前期課程の授業を自分の興味があるもの全て受けてみると、意外とやりたいことが見つかります。単位に縛られることなく、ぜひいろいろな授業を受けてみてください。
(理科一類 ⇒ 理学部 天文学科3年 / 女性)
後期課程では、先生が楽しそうに授業をしてくださるということを強調しておきます。研究の片手間に専門外の科目を教えにきている前期課程とは違い、後期課程では先生が専門分野を教えてくださるので、教わっている方も楽しいです。前期に授業を受けて、大学に入って勉強がつまらなくなったと感じた人も、後期課程に進んでみたら勉強が面白くなることでしょう。
(理科一類 ⇒ 農学部 環境資源科学課程4年 / 男性)
この学科にきめた時には社会基盤学科が何をするところなのか、あまりはっきりわかっていませんでした。しかし、授業を受け勉強するうちに、社会に直接かかわるこの学科の内容が、非常に自分に適していると思うようになりました。幅広い分野が内包されるので、はっきりやりたいことが決まってない人にはおすすめです。
(理科二類 ⇒ 工学部 社会基盤学科3年 / 女性)

まずは前期課程のうちに色々な分野の授業を受け、興味のあるものを探してみましょう。大体の分野さえ決まれば、学部に入ってから専門的な授業をたくさん受けることができるので、よりやりたいことが見つかりやすいでしょう。幅広い分野を扱っている学科を選ぶのも、やりたいことを探し中の方にはおすすめです。

まとめ

やりたいことを見つけた経験談を紹介しましたが、いかがでしたか。今はまだ自分のやりたいことが分からなくても、焦る事はありません。色々なことを勉強し経験するなかで、これだ!と思えるものにきっと出会えるはずです。そのためには逆に「これ」と限定せずに、様々な分野に触れる事も大切なようです。まだ見ぬ夢に向かって精進しましょう!


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  • 記事執筆:ひみつのあやこちゃん
  • 理系女子大学院生。
    トマトソースは好きだけどトマトは嫌い。