• 2015/07/18

ビジネスマナーよりも重要?!先輩留学生社員から聞く、日本で働くために必要なことBest3

募集期間 2016/07/18(月)〜

英字新聞とキーボードの写真

日本で働きたいと考えている留学生のみなさん、日本企業で働くために必要なことって何だと思いますか?

今回、t-news for globalでは先輩留学生社員さんに、「日本で働くために必要なことは何か」を調査しました。その結果、日本企業で働くために必要なことは一般的に思いつきそうな「ビジネスマナー」を学ぶ以前の身近な”意識”だったことが発覚…!

日本企業で働くために必要な3つのことを意識して、「日本で働くこと」をより身近にしましょう!

■目次


■近年の日本は、留学生社員を求めている!

日本で生活をしている留学生のうち、7割が日本での就職を希望しているといわれています。しかしその希望とは裏腹に、実際に日本で就職を果たした留学生はそのうちの3割。留学生にとって、日本での就職はまだまだ障害の多い課題であることは否めません。

けれども、そんな日本では近年、「留学生を戦力にしたい」という姿勢が強くみられるようになってきました。この動きは大企業だけでなく中小企業にまで及び、少しずつではありますが、留学生のみなさんにとって好機が訪れつつあることを示唆しています。

今年3月にお届けした記事では、この動向について『留学生社員を「欠かせない存在」と考える企業が増えてきています!』とご紹介していますので、詳しい状況は以下の記事を読んでみてください。
【Dear留学生】就活の選択肢を広げよう!厳しい就活の裏に隠れた「留学生を求める企業」の姿

 

 

■先輩たちから聞いた「日本で働くために必要だと思うこと」Best3

日本企業で活躍されている留学生社員さんが増える中、実際にご活躍されているかたからよく聞く“留学生の強み”は、「日本人にはない視点」

その点がインバウンド事業や海外進出で力を求められる反面、実はマナーや仕事上の意識面では日本人同様にしなくてはならず、壁を感じることもあるようです。

今回は実際に、日本で働く20~40代の外国人社員(日本滞在歴4年以上)の方々にアンケートを取り、「日本で働くために必要だと思うこと」をランキング形式でまとめました。結果は以下のようになっています!
 

1位:根性・忍耐力を持つこと

仕事を頑張る日本人ビジネスマンアンケートで最も多かった回答がこれ。具体的には「残業が多い」「有給が取れない」「明日やればいい仕事も今日やる」という意見でした。

オーストラリアやヨーロッパ諸国ではかなり重視されているというワーク・ライフバランス。それに比べて日本では夜遅くまで仕事をする人が多い様子から、「家族との時間を割いてまで残業をする必要があるの?」と感じている方も少なくないようです。

日本と同じアジアの国々の方の中でも「労働状況は似ているが、残業量は日本ほどではない」と感じる方が多い様子。

決して日本のすべての企業がこうした悪環境であるわけではありませんが、残業が多かったり有給がとりにくいことにも覚悟をしておく必要はあるようです。

 

2位:日本語の能力向上

次に意見が多かったのは日本語問題。中でも多かったのが「曖昧な表現」を理解するのが難しいというものです。具体的には「○○してみたら?」「うーん、これはちょっと……」という表現。

どちらも日本語では提案や修正依頼を意味する言葉ですが、海外出身の方々にとっては「特に問題ない」と捉えがちとのこと。そのため特に何もしなかったところ上司に怒られてしまったという例は少なくありません。

新聞を握るビジネスマン風の子供

こうした曖昧表現は日本人にとってあまり意識の向かないものであることが多いので、ぜひ嫌な思いをしないためにも知っておいていただきたい点です。

よくある曖昧表現についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
⇒『欧米人を困惑させる!? 日本人と欧米人のコミュニケーションの取り方の違い』(参照:innova.inc) 

また敬語が難しいという声もたくさん挙がっています。私自身も先日、韓国人の友人から「韓国では絶対敬語だから目上の人には誰でも敬語を使えばいいけど、日本ではそうもいかない」と言われて驚きました。

尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けが難しいという例から、人を呼ぶときの敬称(○○さん、○○様、他)の例までが挙がりますが、日本語独特の「敬語」には慣れるまでにやはり時間がかかるようです。

まずは“ですます”と“○○さん”を用いて話せるようになるのが第一歩です。
 

3位:人間関係を構築すること

食べ物をかみしめるビジネスマン日本では「上司との付き合いが多い」という意見も多かったです。「はやく家族のもとに帰りたいのに上司からの誘いは断れない」、「飲み会も仕事の一環」という苦情に近い声のあまりの多さに「飲み会ってそんなに辛いの(´;ω;`)?!」と、書いている私のほうがつい怯えかけたほど……。

しかし、どうしてもNGな日は無理強いはされないはず。丁寧に事情を説明しましょう。また、食事を通して仲良くなれることもあるはずですし、おごってもらえることもあるはず♪ 「飲み会=強制参加」とは思いこまずに、ぜひ楽しい時間を過ごしてください。
 

他にも・・・!

「時間や規則を守ること」や「誰にでも丁寧に対応すること」といった意見もありました。日本は仕事におけるコミュニケーションをかなり重視するのかもしれません

日本で就職したいと考えている留学生のみなさんは、早期からアルバイトなどを通してこの感覚を養っておきましょう……!


■トモノカイの先輩留学生たちも、こうやって日本で大活躍!

実は、トモノカイを通して就職活動や就職準備をした先輩留学生の中にも、このような日本企業からの期待を受け、日本で活躍している方々がいます! それぞれインタビュー記事があるので読んでみてください。日本人と接していく中で、成長していらっしゃる姿が見受けられます。

日本で活躍する留学生のツン・ケッキョンさん

例えば、マレーシア出身のツンさん。日本の私立大学を卒業後、株式会社リングローの人事としてご活躍をされている方です。

リングローとの出会いは、トモノカイから紹介されたことがきっかけ。その会社で現在、母国にできた支店で活躍することを目標に、日々お仕事に励まれています。

⇒ツンさんのインタビュー:「自分の働く姿」をイメージしよう!1年目から採用担当として活躍する留学生社員からの就活アドバイス 

日本企業への就職が決まったチョウ・ウッテイさん一方、先日メルマガにてインタビュー記事を配信した、台湾出身のウッテイさんは来年から日本企業の社員に。

台湾の高校を卒業したあと来日し、現在大学4年生として勉強をされています。最近まで就活生でしたが、先日念願の第一志望企業に合格し、来年から日本で社会人生活をされる予定です。

⇒ウッテイさんのインタビュー:チャレンジ精神を忘れずに、日本と台湾のカケハシになる! 

 


■まとめ:日本で働くには「日本のコミュニケーション感覚」を理解することが大切!

ビジネスマンの握手シーン

以上、日本で就職したい留学生のみなさんに知っておいてほしい、日本で働くために必要な3つのことでした。「日本で働くために必要なこと」と考えると、ビジネスマナーなどを優先しがちですが、それ以前に日本特有のコミュニケーション感覚を理解することが大切のようです。特に日本人は、上記3つの例のように”みんなに合わせること”で安心感を覚える傾向が強いです。

記事を書くにあたり参考にした記事の中で、サマージャパンの小森社長の言葉として「日本企業で働くなら半歩あゆみよる努力を」という言葉が掲載されており印象的でした。(引用:『外国人社員のホンネ「ここが変、日本の会社」 あうんの文化、もう限界』,NIKKEI STYLE)

もちろん日本企業の文化が変わらなくてはいけないことも多々ありますが、上記で紹介したような「日本的な文化」を知っておくことが、日本での社会人ライフを円滑に送る秘訣になりそうです。普段の学生生活やアルバイトなどの日常生活から意識をし、自然体で就職活動に臨めるようにしましょう。

日本で働くための努力は決して簡単ではありませんが、留学生のみなさんは間違いなくこれからの日本に必要な存在。みなさんの日本ライフがより充実したものになるよう、応援しています!

早期から日本でのマナーを身に着けるためにアルバイトを始めよう! 現在募集している留学生向けアルバイトはこちら♪
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富永みずき(Mizuki)

著者:富永みずき(Mizuki)

都内女子大学に在学中。トモノカイの夏季インターンをきっかけに、t-news for globalで学生ライターを務める。「言葉に笑顔を映すこと」が目標。
留学生のみなさんが、今よりもっと「日本、イイネ!」と思えるきっかけになれたら嬉しいです!