• 2015/11/25

中国からの留学生(大学生) インタビュー第5弾!【t-news for global 】

募集期間 2016/11/25(金)〜

人に影響を与えて生きていきたい。自分の強みを生かしながら、いつか「人材業界の有名人」になる!

こんにちは! ライターのみずきです。t-news for globalの留学生インタビュー第5弾は、中国からの留学生・ハンさん。今年8月に日本の人材系企業から内定獲得、来年の4月から社会人になる方です。

今回はエンピさんとの内定者フォローアップのお席にお邪魔してお話を伺いました。留学生だからこその就活の厳しさにぶつかった中、辛くても自分に嘘をつかずに前に進んでいったハンさんの想いが伝わる取材になったかと思います。

  • ハン・カンレイサイさん
  • 中国人留学生・ハンさんの就活体験記①中国出身。母国の高校を卒業後、日本に留学し、現在中央大学文学部英文学科の4年生として在籍。学生生活は主に英語を用いたアルバイトとサークル活動に専念。今年8月に日本の人材系企業からの内定を承諾し、来年4月から新卒社員として働く。

せっかく日本に来たのだから……

 中国人留学生・ハンさんの就活体験記②

大学生活では英語を使って活動されたそうですね!

はい。特にサークルは他大学の方とディスカッションをしたり、皇居や浅草など外国人観光客に人気のスポットでガイドをしたりしていました。

あとはスピーチコンテストに出たり、英語劇を作ったり、「せっかく日本に来たのだから」といろいろやりました。

いろいろ経験したのですね!

そうです。サークルでいろんなセクションがあって、時間がある限り全部参加しています。3年生になってからは、後輩に英語の発音を教えるレッスンのリーダーにもなりました。

日本は英語が弱いイメージを持たれがちですが、どうして留学先を日本に選んだのですか?

当時日本のバラエティ番組をよく見ていて、「日本って面白そう」とは思っていたんです。

でもなかなか字幕があるものが少なくて。「誰も翻訳してくれないなら自分で翻訳しよう」と思って、外国語塾に通って少しだけ日本語を勉強し始めたんです。

そんな時に日本への留学を勧められて、日本に来ることを決めました!

タイミングが良かったのですね!

そうですね(笑)。なんとなく来てしまったんです。

大学生活も正直そこまで苦労したことはそんなになくて。ただその分、就活を経験したこの1年間が一番苦労した時期だったと思っています。

 

難しいなんてわかっていたけれど、好きだから挑戦した就活

中国人留学生・ハンさんの就活体験記③

8月には就職先が決まったんですよね! おめでとうございます!

ありがとうございます!

日本で働こうと思ったのはいつからでしたか?

3年生の12月くらいですね。母国よりも福利厚生などの労働条件が断然いいと思って。

最も大きな理由は、せっかく来たから仕事の経験を積んでから帰っても遅くはないんじゃないかなと思ったからなんです。

なるほど。

ただ12月頃にはすでに外資系企業の採用期間は終わっていたし、大手のインターンシップも終了していました。

私はそんな中、就活のやり方なんかもわからない状態で。「みんながやっていたから取りあえずやってみよう」と2月頃にやっと、サークルの先輩が紹介してくれたB社のインターンシップに参加してみました。

本格的に選考が始まってからはどうでしたか?

とても苦労しました。エントリーしたのは30社くらいで、最終面接まで行ったのは3社くらい。しかも全部最終面接で落とされてしまったんです。

インターンシップに参加したB社も、3次選考で落とされてしまって……しかも誕生日の日に。

それは辛かったですね……。

すっごい落ち込みましたね。「最終で落とすなら初めから選考進めるなよ」って思いました。

これは5月~6月ごろでエンピさんと初めてお会いした時期でもありますが、この時が一番へこみんでいましたね。

毎日2~3通届くお祈りメールさえ自分を追い込む材料になってしまって。

お祈りメールはショックが大きいですよね。

はい。同じころに選考が進んでいた大本命の大手出版社に落とされてしまったときは、もうしょうがないなって思っていました。

私が受けたところって、これまでに留学生の採用実績がない企業ばかりだったんですよ。

中国人留学生・ハンさんの就活体験記④

はじめから留学生を採ったことのない企業だとわかっていたのですか?

わかっていました。

でもその会社が好きだから、挑戦してみようって思っていました。

すごい! 挑戦したのですね。

やってみようと思いました。ほかにも面白い会社をいくつか受けていたんです。例えばお笑いで有名な企業とか!

最終選考が本命の企業とかぶっていて日程調整がどうしてもできず辞退しましたが、もしかしたら私が“Why Japanese people !”って言っていたかもしれなかったと思っています!笑

結果はどうであれ良い経験になったなと思います。

 

自分の強みを生かしながら、人に影響を与えたい!

中国人留学生・ハンさんの就活体験記⑥

受けた業界は様々なようですが、どんな仕事をしたかったのですか?

私はもともと人に教えることが好きで、誰かに影響を与えたいと思っているのです。

かつ、自分の強みである語学と責任感の強さを生かせたり、会社と一緒に成長できたりしたら理想だなって思っていました。

そんななかで人材業界を選んだのですね!

8月に参加した就活エキスポで初めて人材業界を知って、教育業界似ているように感じたんです。

さらに、教育業界にはなかなかまだない国際的な動きをしている企業がいくつかあったのがいいなって思いました。

内定をもらった時ってどんな気分でしたか?

「え?!」って感じでした。最終面接が終わって、その場で内定をもらったんですけど「何を言ってるんですか?」みたいな感じでした(笑)。

嬉しさよりも、「一安心」という気持ちが大きかったです。

中国人留学生・ハンさんの就活体験記②

内定式も終えた今、どんな気持ちですか?

楽しみです! 初めて海外で働くというのがすごくワクワクします。

来る前中国で1年くらい働いていましたが、その時よりも社会人という感じがして、不安ながらも楽しみです。

では、後輩に留学生にメッセージを!

一言に尽きます。

「いつ動くの、今でしょ!!!!」 

  • 取材を終えて――
  • 大変だと嘆かれる就職活動の中で、最後まで自分に正直になって挑戦を続けたハンさん。

  • そんなハンさんはいずれ「人材業界で有名な中国人のハンさん」といってもらえるような有名人になりたいそう。将来の自分を語るハンさんの表情から、今後の輝かしい活躍が想像できてワクワクしました。

  • 私も同じく来年から社会人1年目。頑張ろうと改めて思えた取材でした! ハンさん、素敵ない時間をありがとうございました!

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今回のインタビュイ・ハンさんも就活スタートは12月だったそう。ぜひみなさんもこの機会に、就活成功への一歩を踏み出してみませんか?

富永みずき(Mizuki)

著者:富永みずき(Mizuki)

都内女子大学に在学中。トモノカイの夏季インターンをきっかけに、t-news for globalで学生ライターを務める。「言葉に笑顔を映すこと」が目標。
留学生のみなさんが、今よりもっと「日本、イイネ!」と思えるきっかけになれたら嬉しいです!