• 2019/05/27

それでも大学院生にアルバイトをおすすめする理由

大学院生、あるいは院進学を志す学部生のみなさん、こんにちは。
この記事を読んでくださっているということは「大学院生 バイト」とか「大学院 バイト 両立」とか、そういったキーワードで検索してたどりついているかと思います。

大学院生って、あれ、研究に忙しくてバイトどころではないのでは…?
そんな声が聞こえてきそうですね。

結論から申し上げますと、アルバイトは、できます。むしろ、推奨します
本記事では、理系大学院出身の筆者が大学院生におすすめのアルバイトと、アルバイトを勧める理由について、ご紹介します。

 


【目次】

1. 修士1年生4月~11月頃の方へ
 1.1 飲食バイト
 1.2 漫画喫茶
 1.3 スポーツジム
 1.4 TA(ティーチングアシスタント)
 1.5 学内バイト
2. 修士1年生11月~頃の方へ
 
2.1 家庭教師
 2.2 単発バイト
3. おすすめするアルバイトの条件
4. それでも大学院生にアルバイトをおすすめする理由
 4.1 コミュニティ
 4.2 お金
5. 院進学を予定している学部生の方へ
6. 終わりに


1. 修士1年生4月~11月頃の方へ

飲食バイト

飲食、特に居酒屋やカフェはシフトの融通が利くバイトです。深夜まで営業しているお店なら学校が終わってからの勤務が可能で、週2回~、1回3時間~という条件も多く、短時間だけ働ける点も魅力です。一人暮らしであれば賄いが食べられるというメリットもあり、バイトが終わったら帰って寝るだけの暮らしが実現できます。

漫画喫茶

漫画喫茶で働くメリットは、何といってもシンプルな作業が多く、ただでさえ研究でへとへとの頭をさらに使わなくてよい点です。24時間営業のお店が多く、短時間勤務が可能なことも理由です。駅に近い立地の店舗なら、余計な移動時間がかかりません。

スポーツジム

インストラクターではなく、スポーツジムの受付業務は入会手続きやシューズの貸出などの事務作業が多く、覚えることは多くありません。また、ジムの勤務者は無償でジムを使えるため、体を動かすことが好きな方には気分をリフレッシュして研究に臨めます。店舗によっては大浴場がついている施設もありますが、そちらも無料で使えることが多いです。

TA(ティーチングアシスタント)

大学院生のアルバイトの筆頭です。大学構内で出来ること、給与が良いこと、事前準備が少ないことがTAの強みですが、枠に限りがあるため誰もが出来るわけではない点に注意しましょう。特に、外部進学する場合はTAの条件を満たしていない(前年度に該当科目を履修している、など)こともあるため、予め指導教官に確認する方が良いですね。

他の学内バイト

大学のバイトといえばTAや実験の治験が思いつくと思いますが、他にも

・チラシ配り(新歓時期/春)

・受験 試験監督(大学・大学院入試時期/夏・冬)

・オープンキャンパスの設営

などの単発バイトも存在します。時給は1,000~1,500円程度で、大学の事務からメールで情報が送られてくることが多いため、見逃さないようにしておきましょう。

 

2. 修士1年生11月~頃の方へ

家庭教師

今から長期バイトはちょっと、という方におすすめなのが家庭教師です。
高時給なだけでなく、1か月だけ、受験直前だけ、のように期間限定の案件も存在します。勤務日や指導頻度、時間はご家庭と相談の上決められることが多く、他の教育系バイトと比べて柔軟性が高いのも特徴です。修士の就活や研究は退職理由として納得していただきやすいため、ご家庭に伝えておけばスムーズに辞められることがほとんどです。

単発バイト

採点やモニターなど、短期・単発ながらも時間に融通が利くバイトもおすすめです。人と接することが苦手なら採点や在宅、モニターバイト、土日が明けられる研究室ならイベントバイトなど、自分の時間や性格をよく考慮して選びましょう。単発バイトは良くも悪くもその回限りの関係ですので、後に残らないという意味では気分が一新できます。単発という意味では、先程ご紹介した学内バイトもおすすめです。

 

3. おすすめするアルバイトの条件

さて、ここまで学年に分けておすすめバイトを紹介してきましたが、ここではその共通項について触れてみたいと思います。

自由シフト制であること

理想は「急な休みに寛大なこと」ですが、そのような条件の職場はなかなか見つかりません。そんなときは「自由シフト」で調べてみましょう。
シフト制、というと「たくさん入らないといけないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、半分は正解です。
例えば『週3日以上、6時間以上』という求人があったとして、実際その通りに入らないといけないのは最初だけ。求人広告を出している職場は慢性的に人手不足であることが多いので、たくさん入らないとクビ、なんてことはまずありません。最初の3か月だけ条件通りに働いたら、あとはスケジュールに応じてじわじわと減らしていくだけです。

雰囲気や働く人の人柄が良いこと

せっかくのコミュニティなのに、そこでストレスを抱えてしまったら元も子もありません。人付き合いの距離は人それぞれですが、少なくとも一時研究を離れて話せる人がいる環境に身を置きましょう。
人との付き合いが研究室だけに限定されてしまうと、どうしてもその関係に依存して振り回されてしまいがちですが、バックグラウンドがまったく異なる人と関わることで良い刺激を受けられることも多いのです。

 

とはいえ、 バイトする時間があるなら研究を! という意見もあるでしょう。

「モラトリアムしたいから」「就活に失敗したから」という方にとっても修士課程の2年間はおそらく、思っているよりもずっと短く、修士論文の提出〆切はあっという間に迫ってきます。

 

4. それでも大学院生にアルバイトをおすすめする理由

コミュニティ

大学院生は、文理問わず学校にいる時間が長くなります。授業以外にも論文講読やゼミ、実験、観察などがありますし、研究室によっては大学に泊まり込んで研究も普通にあります。そのため、所属しているゼミや研究室のメンバー以外との人間関係は希薄になってしまうことが多いのが現状です。
そういった限定的なコミュニティの中では、評価が研究成果や進捗状況に左右されてしまいがちです。研究が思うようにいかない時期に、就職活動などが始まったら…
そう考えると、大学とは別のコミュニティを持つことは非常に重要です。 

お金

お金は幸せの十分条件ではありませんが、幸せになるためにお金は必要です。バイトをし、お財布に余裕が生まれることで、忙しい研究の合間の昼食にデザートが付けられたり、定食が大盛りにできたりします。学会先で、ちょっと美味しいものを食べる、なんてことも可能です。お金の余裕は心の余裕になります。時間がない生活であるほど、買い物や食事など時間をかけない息抜き方法を選びたくなりますが、いずれもお金がかかります。

 

5. 院進学を予定している学部生の方へ

もし、あなたが大学院進学を考えている学部生なら、ぜひ今すぐ長期バイトを始めてほしい。そして、既にバイトしているならばそれを続けてほしいと思います。
大学院進学前からのバイトを続けることを勧めるのは、シフト的にも気持ち的にも楽だからです。進学に伴うシフト事情をわかってもらいやすく、仕事的にも新しく覚えることが少ないため、新たにバイトを探すより効率的だと考えられます。

 

6. 終わりに

ここまでお読みくださりありがとうございます。
繰り返しになりますが、もし、あなたが大学院進学を考えている学部生なら、ぜひ長期バイトを始めてください。また、もし院生でも、1年生の秋頃にこの記事を読んで下さったのであれば、やはり長期バイトをお勧めします。今から修了まで続ければ1年以上働けますし、論文執筆で忙しい時期ほどお金や心の余裕は重要です。

「大学院生 バイト」で検索すると、高確率でTAが出てきますが、忙しい院生にとって非常に競争率が高く、思うほど簡単な道のりではありません。また、同様におすすめされがちな塾講師も、曜日固定のシフトが実験のスケジュールと合わなかったり、1日モニターや文献と向き合ってさらに机に向かうしんどさがあったりします。このようなリスクを考えた上で、ぜひ研究以外のコミュニティを作るようにしてみてください。