• バイトあれこれ
  • 2024/06/04

塾とは違う!千葉大生メンターが語る「勉強が楽しくなる」サポートとは?


千葉大生が語る「一歩先の視点を持つ」学習メンターの仕事

今回は、現役の学習メンターとして活躍されている千葉大学教育学部の渡邉 新菜さんにインタビューしました。ご自身の経験や、生徒さんとの心温まるエピソードをお聞きします。

メンターとの出会いが、今の活動の原点に 

小学生の教員を志望し、教育学を専門に学んでいる渡邉さん。学習メンターになったきっかけは、ご自身の高校時代に遡ります。

メンタープログラムに携わったきっかけはなんですか?

高校3年生の時、学校に自習室ができました。先生に勧められて行ってみると、自分の志望大学の先輩メンターがいて、それがきっかけで通うようになりました。受験勉強の計画を一緒に立ててもらったり、相談に乗ってもらったりする中で、メンターが精神的な支えになりました。今度は自分が生徒さんに恩返しをしたいという想いから、学習メンターとして携わることになりました。

「同じ目線」から「一歩先の視点」へ

そうだったのですね。働き始めてからメンターに対するイメージは変わりましたか?

自分が生徒の時は「相談にのってもらう」という印象だったので、メンターを始めた当初は生徒さんの目線に寄り添うことを意識していました。

今は、同じ目線も大切ですが、それ以上に『一歩先の視点』を持って寄り添うことが大切だと感じています。生徒さんよりも広い視野を持っている大学生の私たちが、それを活かしたアドバイスをすることで、より良いサポートができると思うからです。

自分の経験が、生徒の成長につながる

胸に刺さるキーワードです。ご自身の出身校でのご勤務という点で、何か活かせていると思う面はありますか?

私は受験で総合型選抜を利用したので、同じように推薦入試を控えた生徒さんの面接や志望理由書のサポートをすることが多いです。先生方が忙しい時でも、メンターはより丁寧に対応できるのが強みです。指導を通して、生徒さんが自信を持ち、論理的に話せるようになる成長が見られた時は、本当に嬉しかったです。
また、英語検定の対策を担当した生徒さんから「受かったよ!」と笑顔で報告されたり、最初は勉強が苦手だった生徒が、「勉強が出来るようになってきた」と話してくれるようになったりと、生徒さんの変化を日々感じられるのが、とても嬉しいです。

コミュニケーションと「開かれた環境」づくり

素敵なエピソードですね。生徒さんとの関わりの中で意識していることがあれば教えてください。

生徒さんとの関わりで意識しているのは、「どの生徒さんにも成長するチャンスがある」という心掛けです。
やる気がないように見える生徒さんでも、まずは話を聞いて共感し、雑談でリラックスしてもらいます。そこから、目標設定や学習計画を立てられるようなコミュニケーションを意識しています。

また、生徒だけでなく、先生方や他のメンターとのコミュニケーションも大切にしています。先生方には自ら自習室の様子を報告したり、他のメンターとは専用のコミュニティで意見交換をしたりと、チームで質の高いプログラムを創り上げています。

私の勤務している学校はメンターの数も生徒さんの数も多いので、「引継ぎ」には特に力を入れています。連絡ツールのSNSでは、色々なメンターの意見を取り入れたいと思い、#皆の思い付きチャンネル、というコミュニティを作成して活用しています。

先生方との協働でプログラムを創る

先生と協力して実施したプログラムはありますか?

はい、高校1年生を対象とした『少人数ゼミ』は、先生と協力して始めた取り組みです。生徒が『英語』『古典』『数学』などのコースを選び、担当メンターが指導しています。生徒たちが楽しそうに取り組んでいると、他のメンターからも好評です。

他にも、先生方が用意した理科のプリントをメンターと一緒に解いて提出する『メンターさん一緒プリント』というユニークなシステムも。

こうした取り組みを通して、先生方から『いつもありがとう。これからもよろしくね』という温かい言葉をいただくことがあり、メンタープログラムが学校の一部として認められていることを実感し、とても嬉しかったです。

   

塾とは違う、「勉強が楽しくなる」場所

学校と一体となった取り組みが出来ているのですね。渡邉さんは、塾とメンタープログラムの違いは何だと感じますか?

塾は成績を上げることが一番の目的だと思います。

メンタープログラムも、最終的な目的の一つは成績を上げることです。
でも、勉強する過程で『楽しいな』と思えることや、自分のやりたいことを見つけられることの方が、もっと大切だと感じています。私が、生徒として利用していた時も、相談に乗ってもらうために自習室に通っていました。

ありがとうございます。最後に、渡邉さんの今後の展望について教えてください。

生徒さんが自習室に来ることで、少しでも前向きになってほしいです。自分の好きな教科や分野を見つけて、モチベーションを高めてほしい。そのために、学校に開かれた環境を作り、私自身も広い視野でプログラム全体を見ていきたいです。


■学習メンターになるには

少しでも学習メンターの仕事をしてみたいなと思った方は、ぜひご応募下さい!

    • <募集要項>
      ◎募集職種:
      学習メンター


      ◎勤務地
      ・関東エリア:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県エリアの学校
      ・関西エリア:大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県などの学校

      ◎勤務時間
      ・平日の放課後勤務(例:15:30~18:30)
      ・週1日~OK
      ※勤務する学校によって変動します。
      ※履修登録などが決まっていなくても、シフト調整が可能です。

      ◎給与
      ・時給1,530円~
      ※交通費全額支給
      ※昇給あり

    • ◎応募条件
    • ・4月時点で大学もしくは大学院に所属している方
 


  

 ※採用充足状況によって、募集状況が変動します。採用充足している場合は、募集をしていないタイミングもあることをご了承ください。また、募集タイミングではいち早くt-newsメールマガジンでもご紹介しますので、t-newsメールマガジンもぜひチェックしてみて下さい!