• バイトあれこれ
  • 2024/06/10

勉強が苦手な生徒も大歓迎!京大生が語る学習メンターの役割と目標


【京大生インタビュー】生徒が「自分で決める」学習メンターの関わり方 

今回は、京都大学工学部に在籍し、学習メンターとして活躍されている佐藤祐次郎さんにインタビューしました。メンターとしてのこだわりや、生徒さんへの想いをお聞きします。


佐藤さんがメンタープログラムに加わったのはいつですか?

2023年2月、大学3年生の時です。友人にメンターの仕事について聞き、元々教育系に興味があったことと、人に勉強を教えるのが好きだったことから、応募を決めました。生徒のいる学校の現場で直接関われることに魅力を感じました。

生徒が自分で考え、動き出すサポート

普段の勤務でのこだわりや大切にしていることはありますか?

生徒さん自身に考えてもらうようにすることです。

生徒さんの質問にすぐに答えを教えるのではなく、まずは『どうしたらいいと思う?』と問いかけ、生徒自身が解決策を考えられるようにしています。自分で決めたことの方が『自分が決めたことだからやろう!』とやる気が出ると思うからです。

また、生徒のやる気を引き出すために「褒める」ことも意識しています。
生徒さんが問題を解けた時に褒めることで、成功体験を生み出すことができます。『勉強って楽しいかも!』『自分もできるかもしれない!』というサイクルを作ることで、メンターがいなくても自律的に勉強に取り組むようになってほしいと思っています。

塾とは違う、身近な「学びの場」

一般的に言われる「塾」と「学習メンタープログラム」の違いは、どんなところにあると思いますか?

一番の違いは、生徒の日常生活の場である『学校』で関わるところです。授業が終わった後に気軽に立ち寄れたり、友達を誘って来れたりと、塾よりもハードルが低いのが特徴です。年が近いメンターは、勉強だけでなく、学校生活の悩みや、今日あったことなども気軽に話せる身近な存在です。

塾は勉強のために行く場所ですが、メンター自習室は自由参加の学校が多いので、生徒さんが『ふらっと立ち寄ってみようかな』と気軽に来室してくれます。そこでメンターと話すうちに、勉強へのハードルが下がるのが学習メンターの良さです。

自身の挫折経験が、生徒へのアドバイスに

自分の経験が生かせたなと思った経験などありますか?

高校時代に行っていた「予習→授業→復習」という勉強のサイクルをおすすめの勉強法としてアドバイスできたことです。

私自身、高校時代、数学がなかなか伸びず赤点を取ってしまった経験があります。危機感を覚えてこのサイクルを実践したら成績が上がったので、生徒さんにもこの勉強法をアドバイスしています。自分の挫折経験があるからこそ、生徒さんの悩みに寄り添い、具体的なアドバイスができるのだと思います。

先生方との連携で広がる可能性

学校で勤務するということで、先生方との関わりなどはありますか?

先生から『数学でつまずいている生徒が多いので、講座を開いてほしい』という要望があり、メンターが演習形式の講座を実施しました。先生が名簿を作ってくださり、数学が苦手な生徒さんたちに「こういうのがあるから行ってみた方がいいよ」と声掛けをしてくれたことにより、普段自習室を利用していない生徒さんも参加してくれました。講座についてのアンケートをとったところ、満足と回答してくれた生徒さんが多く、その結果、化学の講座の依頼もいただき、先生方との連携で活動の幅が広がっています。

また、講座を開く際には先生が校内放送をしてくれたことにより、より多くの生徒さんが参加してくれました。とてもありがたかったです。

仲間と共に創る、より良い学習環境

一緒に働いているメンターについてどんな印象を持っていますか?

一緒に働くメンターは、生徒第一に考えている人が多いです。生徒に親身になって寄り添い、やる気を引き出してくれる素晴らしい仲間たちです。メンター同士も仲が良く、とてもいい環境です。明るく、話しやすい人が多いので、高校生もその日あったことなど勉強以外の話もしやすいのではないかと思います。

メンターは勉強以外の話も大切にしていて、学校の行事の話だったり好きものだったりその子の特徴となるものについて話し、その子自身を理解し、コミュニケーションをとっていくうちに信頼関係が構築できていくのではないかと思っています。

進路など悩んでいるときに頼れる相談相手というのはなかなか少ないと思うので、信頼できるメンターに相談することで、自分の進路に自信を持てるようになったらいいなと思います。

また、進路相談においては先生などの経験だけではなく、最近受験を経験した大学生であるメンターならではの意見も聞くことができ、いろいろな人の話を聞けるのが大学選びや学部学科選びにおいてもためになるのではないかと思います。

今後の抱負などはありますか?

メンター間の横のつながりを強化し協力し合うことで、生徒さんたちが来室しやすくなるように、より良い環境を作っていきたいです。

生徒対応はもちろんのこと、リーダーチームの一員としてメンターのみんなを引っ張っていき、メンターになったばかりの方々のお手本となれるように、これからも頑張りたいと思います。

最後に、どんな生徒さんたちにメンター自習室を利用してほしいですか?

勉強が好きな子はもちろん、勉強が少し苦手でやる気が出ないという子たちにも、まずは気軽に、メンターと少し話してみようという気持ちで来てみてほしいです。

どのように勉強したらよいかわからないなど、あまり勉強に対して乗り気でない生徒さんもメンターと話すことでヒントを得たり、勉強や進路について考えるきっかけになれば嬉しいです。

■学習メンターになるには

いかがでしたか?
少しでも学習メンターの仕事をしてみたいなと思った方は、ぜひご応募下さい!

    • <募集要項>
      ◎募集職種:
      学習メンター


      ◎勤務地
      ・関東エリア:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県エリアの学校
      ・関西エリア:大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県などの学校

      ◎勤務時間
      ・平日の放課後勤務(例:15:30~18:30)
      ・週1日~OK
      ※勤務する学校によって変動します。
      ※履修登録などが決まっていなくても、シフト調整が可能です。

      ◎給与
      ・時給1,530円~
      ※交通費全額支給
      ※昇給あり

    • ◎応募条件
    • ・4月時点で大学もしくは大学院に所属している方


  

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