はじめに
t-newsでは、大学生にとって役立つような様々なアルバイトを紹介してきました。中でも、今回は「塾講師」のアルバイトを紹介します。家庭教師とは違い、塾の中で様々な生徒に授業を行ったり、個別で生徒を指導したりする塾講師のお仕事。そんなオシゴトの裏側や本音を、実際の経験談を基に紹介していきますので是非ご覧ください。
塾講師のアルバイトって、実はこんなお仕事!
Q.塾講師のアルバイトの具体的な仕事内容を教えてください。また、実際の業務を行なった時の印象的なエピソードがあれば教えてください。
教師1人対生徒2、3人で授業をします。主に生徒の希望に合わせて、受験対策であったり、学校の予習復習だったりと様々な目的に応じて授業しています。印象に残っているのは、自分の失敗談です。生徒が休み時間に質問をしてきたとき、「今忙しいから後で見るね」と言って、次の休み時間に「さっきの質問なんだった?」と聞き直したら、生徒から「もういいです」と言われてしまいました。大人になると、人を待つということがある程度できると思いますが、生徒にとっては分からないその瞬間に解決することが大事なのだと学びました。それからは、生徒に質問されたら、多少難しそうでも、少しでも質問に答えられるよう努力しています。
塾講師の”あの”経験が学びに・・・!?
Q.アルバイトで身についた、もしくは視野が広がったりこれは勉強になったと感じた経験を教えてください。
もともと塾講師を始めたのは、教員志望であったことも理由の一つでしたが、塾講師と教師では大違いで、あまり経験も役に立たないだろうと思っていました。ところが、実際に塾講師を始めてみると、生徒が学校の先生の授業について話してくれるので、どんな教え方だと生徒がつまらなく感じ、理解できないのかなどが分かるようになりました。もちろん、学校では塾講師の悪口もいわれているかもしれませんが、生徒のリアルな声が聞けたことは貴重な体験でした。自分が教師になったときにも忘れないようにしたいと思いました。
そんな学びが今では、こんな所でも活きています!
Q.上記のようにアルバイトで身についた・学んだ経験は、その後のご自身の活動(ゼミ、サークル、別のアルバイト、就職活動など)でどのように活きていますか?
教育実習において、上記の経験で学んだ、生徒の質問にはできる限りすぐ答えるということと、生徒が理解できるような授業展開をするということの二つを心がけました。実際に学校で授業を行うと、忙しさや生徒との距離も異なるので、全てが順調にいったわけではありませんが、塾講師の経験がなかった教育実習生に比べて、生徒の成長を待つことや、自分の価値観だけを押し付けないようにすることはできたのではないかと思っています。今後教師になったときにも、活かしていきたいと思っています。
こんな人におススメです!!
1. 教養・知識を得たい人、長期間の人間関係の中でコミュニケーション能力を伸ばしたい人
生徒の質問に答えることによって、自分がきちんと理解できているかどうかが分かります。生徒によって自分の知識理解を深めることができますし、また調べてみようという気にもなります。また、様々な性格の生徒がいて、一人一人個別に対応しなければならないので、一期一会の接客とは異なり、長い付き合いの中でのコミュニケーション能力が身につくと思います。自分が教えているつもりで、実は生徒から教えられることが多いので、向上したい人にはおススメのバイトです。
終わりに
いかがでしたでしょうか?こうして振り返ってみると、みなさんの周りにもアルバイトの中では当たり前の経験やエピソードが、実は今の生活や活動の中で大きく活きているなんていうことがあるかもしれませんね。みなさんもぜひ一度、塾講師のアルバイトを行なってみてはいかがでしょうか!?素敵な学びや経験に繋がるかもしれませんよ。
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